JR 池袋駅に「いけふくろう」というフクロウの形をした石像があるのはよく知られている。地下道を歩いていて、ふと見上げると天井にも小さなフクロウがいた。
JR 池袋駅東口の地下には、「いけふくろう」という名前の石像がある。恐らく「いけぶくろ」と「ふくろう」を単にかけたダジャレだと思われる。待ち合わせ場所の目印として、町おこしというか駅おこしというか、そのような感じが漂っている。しかし、今ではフクロウというキャラクターが池袋の街のキャラクターにまでなっており、バカにしたものでもない。石像にはいたずら書きがされてしまっていて、痛々しい。
あまり注目されないが、後姿はこんな感じ。台座には、「JR 発足記念 1987 池袋駅 いけふくろう」とある。材料は芦野石。製作は、有限会社鈴木石材工業となっている。栃木県那須郡の会社である。
後ろに説明がある。
池袋の由来
「池袋」という地名の由来は袋のような盆地の窪地に多くの沼地があった。このような地形の印象から「池袋」というようになったのではないだろうかと言われている。 その地名にあやかりここに「ふくろう」の石像を設置しました。
「いけふくろう」の石像から、地下街を地下鉄丸の内線に向かって歩いているとき、上を見上げると天井にふくろうがいた。小さくて可愛らしい。待ち合わせの目印などには決してならなず、気がついてくれる人も少ないが、丁寧に作られているのが気に入った。
さらにそこから有楽町線を目指してあるくと、右側の壁にフクロウのレリーフが並んでいる。柱には先ほど天井にいたフクロウもいる。
月にとまっているフクロウは雰囲気が出ているが、太陽の中にいるのは似合わないのではないかと思ったりする。
JR 西口を出て向かいにある「エビス通り」には、フクロウの電飾がある。フクロウはもはや JR だけでなく、街の中まで進出しているのであった。
2007年4月23日追記:
いけふくろうの隣に,別のふくろう像が建てられました。にぎやかにはなりましたが,美観を損なっています (nlog(n): 池袋のふくろう像に関する疑問)。
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