The Hello World Collection には、「Hello World!」を出力する各種言語のプログラムが集められている。その言語の数は2004年10月6日現在で 152 にも上っている。
「Hello World!」を出力するプログラムは、Brian W. Kernighan と Dennis M. Ritchie によるテキスト「プログラミング言語C」の一番最初の例だというのは、あまりにも有名な話。 今では、この「Hello World!」を出力するプログラムを書くことが、プログラミング言語を学ぶ第一歩となっている。
懐かしいところでは、大型汎用機のバッチジョブで使っていた、JCL (Job Control Language) によるプログラムもある。この例では小文字混じりになっているが、実際に小文字が使えたかどうかは疑問である (記憶が曖昧なのできっぱり言い切れない)。使い始めて1年くらいは、「DD文」というものの意味がさっぱり分からなかった。分かってしまえばアラ簡単。シンボリックリンクのようなものだった。
//HERIB JOB ,'HERIBERT OTTEN',PRTY=12
//* Hello World for MVS
//HELLO EXEC PGM=IEBGENER
//SYSPRINT DD SYSOUT=*
//SYSUT2 DD SYSOUT=T
//SYSUT1 DD *
Hello World!
/*
//
この他にも、「名前は聞いたことがあるが、実際のコードは見たことがない」 というような言語が山盛りで、実に楽しい。
Hello world program - Wikipedia, the free encyclopedia によれば、 The C Programming Language が1978年に出版されたときの例は、「hello, world」を出力するプログラムだったという。大文字が使われておらず、感嘆符もなかったのである。
2011年10月21日追記:
デニス・リッチーは2011年10月12日に亡くなりました (デニス・リッチー - Wikipedia)。計算機のすばらしさを教えてくれた Unix と C の開発者に心をこめて。
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