幸せは〜歩いてこない♪で始まる「三百六十五歩のマーチ」の歌詞が気になる。3日で3歩進むのはいいとして,2歩さがるのには何日かけるのだろうか?
水前寺清子の歌う「三百六十五歩のマーチ」は,作詞: 星野哲郎,作曲: 米山正夫の大ヒット曲である。1968年の曲だが,今の若い世代の人も歌うことができるという,息の長い名曲である (水前寺清子 - Wikipedia)。
しあわせは 歩いてこない
だから歩いて ゆくんだね
一日一歩 三日で三歩
三歩進んで 二歩さがる
三百六十五歩のマーチ 水前寺清子 歌詞情報 - goo 音楽
前に行ったり後ろに行ったりしながらも,1歩1歩踏みしめながら歩いて行く様子は,私たちを勇気づけてくれる。…という内容はよい。問題はその詳細である。
「1日1歩」を大原則とする場合
3日かけて3歩進む。そして,2日かけて2歩さがる。トータルで考えると5日で1歩前進になる。さがるときでも1日1歩を守るという行為は,歌詞には忠実ではあるのだが,さがるのに時間をかけすぎているのが気になる。歌詞全体では,試行錯誤を繰り返しながらも,1歩1歩着実に進むことが強調されているからである。
前進指向の場合
3日かけて3歩進み,ささっと2歩さがる。トータルでは3日で1歩になる。前向きではあるが,最初に「1日1歩」としていることに矛盾する。
すんごく気になるのだが,いくら考えても答が出ない。
2009年5月1日追記:
熟考を重ねた結果,ついに答が出ました (nlog(n): 二歩さがるときにも二日かかる)。
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