ポケットポストペットを久しぶりに使おうとしたら,充電ができなくなっていた。安定化電源で過電流・過電圧をかけて喝入れをしたところ復活した。
何年も使っていなかったポケットポストペットを久しぶりに使おうとしたら,充電ができなくなっている。バッテリーは 1UR14500P-2 という型番で,DC 3.7 V, 1300 mAh という定格のリチウムイオン型である。バッテリーに充電できないと,スタイラスの位置情報が消えてしまいハードリセットしか対処法がない。設定画面が起動できればいいのだが,スタイラスで「設定」を押しても画面の違う部分を押したことになってしまう。Tillano Explorer からも起動できないため,スマートな解決方法がない。ハードリセットすると設定がすべて消えてしまうので,悲しいかな全部やり直しになる。ポケットポストペットにはこのバッテリー他に CR2032 ボタン電池を使うが,どちらもないとダメらしい。
探してみると,「過電流・過電圧をかけるとバッテリーが復活する」という情報を見つけたので (今さら ポポペ その2 バッテリの再生: 訳ありエンジニア),これを試してみることにした。
4 V, 1.5 A にセットして10分間待つ。すると見事に復活した。普通にポケットポストペット付属の AC アダプターを使って充電できるようになった。
安定化電源に接続する場合,1UR14500P-2 のコネクタの口は非常に細く,抵抗の足などを突っ込むことができない。そこで,手元にあったリード線をバラして,その細い銅線を10本くらい束ねてねじって使った。プラス (赤い線) はプラス,マイナス (黒い線) はマイナスに接続する。
バッテリーの復活には,この方法の他に「冷凍庫で冷凍」というやり方もあるようだ。冷凍庫に入れて半日待つだけ (Revive a Dead Laptop Battery in the Freezer)。ただし,これは長期間使っていないために充電できなくなったバッテリーに対して有効な方法で,消耗して使えなくなったバッテリーは復活しないようだ (VAIOノートバッテリー復活作戦失敗!? | J君がゆく)。
1UR14500P-2 の入手はほとんど困難なので,最後の手段として「自分で作ってしまう」というのもあるようだ。テレホンバッテリー|マクサー電機 の MHB-NA04 をばらしてつなぎ直すという技が紹介されている (JP3TLC's homepage(PDA))。
Posted by n at 2010-08-02 22:17 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
Master Archive Index
Total Entry Count: 1957