NEC のパーソナルファクシミリ Speax J2CL のインクを長持ちさせる方法を試したが,失敗に終わった。
NEC のパーソナルファクシミリ関連で,前回のネタに引き続きもうひとつ。
Speax J2CL は,普通紙にインクジェットで印字するファクシミリである。感熱紙と違って普通紙は何がいいかというと,時間が経っても消えることがないという点である。しかし,逆に弱点もあった。インクを定期的に交換しなければならないのだ。J2CL は毎日午前10時になると,ガショガショガショという音をたててインクヘッドのクリーニングを自動的に行う。インクの目詰まりを防止するためである。しかしこのクリーニングはインクを消費してしまうのである。したがって,ファックスを1通も受信しなくても1年に1回程度はインクカートリッジを交換しなければならないのだ。
インク交換をできるだけしなくてすむようにする方法はないものかといろいろ考えて思いついたのが,実際にファックスを受信するまでは空のインクタンクを装着しておくという方法である (nlog(n): ファクシミリ Speax J2CL のインクを長持ちさせる方法)。ファクシミリデータはメモリに蓄積されるので,受信をしてからインク交換をしても遅くないのだ。
これは我ながら名案! と思っていたが,そうではなかった。一度使ったインクを取り外し,ラップでぐるぐる巻きにしておいて1年間放っておいた。そしてようやく念願のファックスが届いたときに装着してみると「インクカートリッジを交換してください」のメッセージが。カートリッジをよく見てみると,タンクは空になっていたのである。使わないし,ラップで包んであっても,隙間からインクが蒸発してしまったのだと思われる。
見た目にもインクがなくなっているカートリッジ
使い続けて15年。そろそろ買い替えの時期でもあるので,選定を開始しようかと思っている。要件としては,ファクシミリがついているのなら「普通紙でインクリボン印字タイプ」。しかしファクシミリ機能はほとんど使うことはないのでいっそやめてしまうという手もある。
ファクシミリの受信機能がついているが印刷機能はないというタイプが欲しい。送信はネットワークか USB で電話機にパソコンからデータを送ればいいし,受信もパソコンにデータが転送できれば普通のプリンタが使えるからだ。しかし,今のところどのメーカーからも販売されていない。
Posted by n at 2015-04-15 23:35 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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