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Photo ハワイの Wi-Fi 事情

ハワイ旅行をしたときの無線 LAN についてまとめておく。ハワイと言ってもワイキキだけ。

■ ■ ■

フリー Wi-Fi は,基本的に暗号化のない WEP 接続である。セキュリティが気になる場合は,https の通信にするか,いっそのこと使わないかのどちらかしかない。私は,フリーの Wi-Fi がある場合はそれを使い,通常のブラウジングなら http,セキュアな情報を扱うときは https 接続とした。

空港

成田空港

成田空港では,無料の Wi-Fi を使うことができる。Wi-Fi の SSID として「FreeWiFi-NARITA」を選択し,ブラウザを起動して画面の指示にしたがって進めると接続ができる (Wi-Fi / 電源コンセントスペース | 成田国際空港公式WEBサイト)。

ホノルル空港

現時点では Wi-Fi のサービスはない。

航空機内

United Airlines

インターネット接続サービスは有料 (機内Wi-Fi | Wi-Fiサービス | United Airlines)。

Internet 利用は有料
Internet 利用は有料
Entertainment は無料
Entertainment は無料


映画は無料で見ることができるが,同じタイトルは備え付けの液晶ディスプレイでも見ることができる。どうしても自分のスマホで観たいという人向け。

ANA

インターネット接続サービスは有料 (ANA Wi-Fiサービスのご案内 [国際線]|空港・機内で[国際線]|ANA)。

ANA WiFi Service
ANA WiFi Service
ANA WiFi Service ブラウザ画面
ANA WiFi Service ブラウザ画面
ANA WiFi サービス利用料金
ANA WiFi サービス利用料金


SSID は「ANA WiFi Service」。ブラウザの画面には天気,時刻,到着までの時間が表示される。30分プランが6.95USドル,3時間プランが16.95USドル,フルフライトプランが21.95USドルとなっている。

ワイキキのフリー Wi-Fi

ホノルル空港にはフリー Wi-Fi がないが,ワイキキにはある。荷物を預けるのにお世話になった JCB プラザラウンジ。手頃な価格とチップを気にせず注文ができるロイヤルハワイアンセンターのフードコート,それからトロリーバスにフリー Wi-Fi がある。スターバックスコーヒーも,日本と同じようにフリー Wi-Fi がある。ショッピング・センターでは,インターナショナルマーケットプレイスや T ギャラリア by DFS にもある。その他にもフリー Wi-Fi を提供している施設は多い (ハワイWIFI・無料スポットと利用方法(地図と設定方法))。

フリー Wi-Fi は,客寄せになり,時間つぶしとして引き止める役にも立つため,間接的に売上の向上につながることから,提供する商業施設が多いのだ。

レンタルのモバイル Wi-Fi

モバイル Wi-Fi については,Wi-Fi ルータを国内で借りていった。数日前までに Web で予約し,成田空港で借りて成田空港で返すスタイルである。価格の比較には価格.comを使い,最安のフォートラベルの通常プラン (250MB/日) を選んだ。紛失や盗難などの補償はつけず,もしも失くした場合は海外旅行保険で弁償することにした。もちろん,紛失しないように肌身離さず持ち歩くようにしした。

使用量チェック

モバイル Wi-Fi の通信量表示
モバイル Wi-Fi の通信量表示


ホノルル空港に到着してから,モバイル Wi-Fi の電源を入れて使用量をチェックしてみたところ,すでに 0.71GB 使ったことになっていた。前の使用者の記録が残っているのかも知れない。細かいことは分からないが,このモバイル Wi-Fi の画面で1日の使用量をチェックすることになる。

仲間がいっぱい

Verizon-MiFi
Verizon-MiFi


ホノルル空港に到着してから,モバイル Wi-Fi の電源を入れてみると,周りにたくさんのお仲間がいることが判明した。自分と同じ「Verizon-MiFi」から始まる SSID を持つモバイル Wi-Fi がいくつも表示されたからだ。みなさん日本でレンタルしてきたのだろう。そして,他の人たちも周りに仲間がいることが分かったに違いない。

お仲間がいるのは嬉しい反面,問題もある。SSID の文字列が長すぎて後ろの方が表示されず,自分のモバイル Wi-Fi がどれか分からないのである。「Verizon-MiFi6620L-」の後ろに識別番号があるのだが,長過ぎるために省略されてしまっている。信号の一番大きいアクセスポイントに当たりをつけてみるしかないのだ。

使用量チェックアプリが使い物にならない

契約したプランでは,1日の通信量が 250 MB なので超過しないように注意しなければならない。モバイル Wi-Fi のソフトケースに同梱されていた説明書に,通信量チェックアプリが推奨されていた。My Data Manager (iOS 版Android 版) というアプリである。現在のバージョンは 6.1.1。スマホでのデータ通信量を SIM, Wi-Fi, ローミングという種類別に計測して,1日にどれくらい使ったかを表示してくれる。

12月4日の通信量ログ
12月4日の通信量ログ


例えば,上の図は12月4日の帰国した日のログである。モバイル (SIM) での通信に 57 MB,Wi-Fi に 197 MB 使用していることが分かる。1時間毎の使用量が分かるという優れものである。

12月1日の通信量ログ
12月1日の通信量ログ


しかし,実はハワイではあまり効果があるとは言えなかった。実際,使い物にならなかったのである。なぜか? それは,ハワイがフリー Wi-Fi 天国だったからである。上の図は12月1日の記録で,1日に 479 MB 使っていて,上限の 250 MB の2倍になってしまっている。しかし,通信制限は受けていないのだ。スマホとモバイル Wi-Fi 間の通信は Wi-Fi であるから,My Data Manager は Wi-Fi としてカウントする。これはよい。しかし,フリー Wi-Fi のアクセスポイントに接続して通信した場合も Wi-Fi としてカウントするので,区別がつかないのである。結局,通信量のチェックは,モバイル Wi-Fi の液晶表示で見るしかなかったのである。

まとめ

ワイキキにはフリー Wi-Fi を提供している施設が多くある。モバイル Wi-Fi は日本でレンタルしていった方がいいが,フリー Wi-Fi の利用はかなり有効。Wi-Fi 通信量チェックアプリは役に立たない。アクセスポイント別にチェックできるようになれば役に立つようになるだろう。

Posted by n at 2016-12-06 22:09 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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