Web の世界では C10K 問題というものがあるらしい。I18N のようなものかと思ったら違った。
C10K は 10,000 クライアントが同時に1つのサーバに接続してきたとき、すなわち極度のアクセス集中に対して処理をどうするかという問題のようだ。「10,000 クライアント同時接続問題」と訳すのだろうか。ネットワークがそれだけ多く利用される時代になってきたということになる。
この問題を取り扱ったオリジナルのサイトはThe C10K problem。日本語の資料はまだそれほど多くないが、竹迫良範氏の公演資料「mod_perl における C10K problem」がShibuya Perl Mongers : 1周年記念テクニカルトーク 発表資料とレビューリンク集で公開されている。「C」は「Client」または「Connection」「Concurrent Access」の意味だそうだ。「K」は「Y2K」と同じ 1000 を意味するが、「10K」は「ちょうど10,000」を意味するものではない。
全く関係ないが、「I18N」は国際化を意味する「Internationalisation」の略語。最初の「I」と最後の「N」の間に18文字あるので、これを無理やり「18」で表現するというもの。同様に、「M17N」は「Multilingualization」、「L10N」は「Localization」の意味(FreeBSD QandA 65 参照)。たまにこれらを混同して「I17N」と書かれてしまうこともあるが、これは間違い。
Posted by n at 2004-02-28 12:51 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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