OPERA が初めて導入したマウスジェスチャ機能。最近では、その便利さから他のブラウザでも採用されている。Mozilla や Netscape には、アドオンとしてこの機能を追加することができる。少し使いにくいところがあるので、プリファレンスを編集して対応する。
マウスジェスチャ機能は、ブラウザの上でマウスボタンを押しながら、右や左に動かすと「次へ」や「戻る」ができる機能である。ブラウザのボタンをクリックしなくてよいという利点がある。一度慣れてしまうと、これがないブラウザは使えない。ホイールつきのマウスを使ってしまうと、ホイールなしの昔のマウスには戻れないのに似ている。
Mozilla 系ブラウザのマウスジェスチャ機能は、もともと Mozilla Firefox で(FireBird の時代から) 開発されていたものであるが、Mozilla や Netscape でも使うことができる。
インストールは、mozdev.org - optimoz: /gestures/index から、→get it をたどって、「Install v0.3.5.1」を左クリックする。ダイアログが現れるので、「OK」をクリックすれば完了。ブラウザを再起動すれば使えるようになる。
お勧めの設定変更は、OPERA に似せて「右ボタンを押しながらジェスチャ」を認識させることである(デフォルトは左ボタンになっている)。変更するには、
とする。
どういうジェスチャが可能かは、mozdev.org - optimoz: gestures/defaultmappings で解説されている。よく使うのは
Mozilla FireFox には、割当をカスタマイズするインターフェイスが用意されているが、Mozilla や Netscape にはない。カスタマイズするには、設定ファイルを直接編集しなければならない。 mozdev.org - optimoz: /gestures/technotes/index に変更方法が解説されている。
デフォルトでは、「↓」に「新しくウィンドウで開く」、「↑」に「新しいタブで開く」となっているので、この割当を逆にする。ブラウザを一旦終了し、プリファレンスファイル
C:\Program Files\mozilla.org\Mozilla\chrome\mozgest\content\gestimp.jsを編集して、以下の部分を書き換える(Netscape 7 では C:\Program Files\Netscape\Netscape\chrome\mozgest\content\gestimp.js)。
「↑」ジェスチャは、OPERA にはないので、実は g.openNewDocument の行を削除してしまってもよいのだが、せっかくなので残しておく。
これで、「↓」で「新しいタブで開く」になった。使いやすいし、OPERA のジェスチャとの整合性もある。
マウスジェスチャのプリファレンスファイルは、Program Files 内のシステム側に保存されている。個人の Documents and Settings 内に保存するのが妥当な気がするが…。
2004年11月23日追記:
現在、Firefox 用のマウスジェスチャ機能拡張としては All-in-One Gestures が人気です。Firefox 専用で、Mozilla には使えません。
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