話題の電車男。なかなか腰を落ち着けて読む暇がとれないので、Palm に入れて持ち出した。電車の中で読んでいて、「そんな頃もあったなぁ」と割と冷静に遠くから眺めていたのだが、気がついてみると涙がこぼれていた。
電車男は、2ちゃんねる のあるスレッドで展開された話である。2ちゃんねるの板に貼りついた住人たちが、仲間の一人の帰りを待ちわび、その一言に一喜一憂する姿が綴られる。
2チャンネルは、誤字や誤読を容認し、むしろ積極的に使っていくという不思議な文化を持っている。「ヤツ→ヤシ→香具師」、「既出→ガイシュツ→概出」、「台詞→だいし→台紙」などと説明しようとすると、かえって間が抜けてしまう…_| ̄|○
リアルタイムであることを重視し、十分に推敲せずに Enter キーを押す。変換ミスは、そこに生まれるコンマ難病の躊躇さえないことを表現しているように思える…orz…やっぱりだめポ
読み手を思い切り選ぶ。玉石混淆というにもほどがある。玉は「石石右岩咳石石礫石岩玉石磊石左王石責医師石国岩意思石」くらいの確率でしか存在しない。はきだめにカラスさえいない。いわばゴミの山である。しかし、それでも感動は確かに存在する。
Posted by n at 2004-06-02 01:32 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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