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ザ・フーのロックオペラ「トミー」 コレクターズ・エディション初回プレス限定仕様の DVD が届いた。「トミー」の DVD はすでにもっていたにも関わらず、「オマケ映像」「初回限定特典」につられて注文してしまったのだ。

「トミー」は、ザ・フーのギタリストであるピート・タウンゼンドの原案によるもの。内容は突拍子もないおバカなものなのだが、監督のケン・ラッセルがシュールな作品に仕上げている。煙の立ち上る戦場に、ガスマスクをつけたマリリン・モンローファッションの女たちが突然現れたり、女が豆にまみれて「そんなことしたら、マメがマメだらけに……あ〜れ〜」などなど、本論とは全く関係のないシーンが各所に挿入され、おバカをおバカ以上のものに昇華させているのである。

私がケン・ラッセルを知ったのはこの映画が最初で、大きな衝撃を受け、他の作品も観るようになった。映画「マーラー」では、棺の上でフレンチカンカンを踊りまくるという衝撃的なシーンがある。「トミー」はそれと同じ感覚の、もっと荒削りな感じである。映像は他の映画監督にも影響を与えており、最近では「アメリカン・ビューティー」に「トミー」のオマージュと思えるシーンが挿入されている。「トミー」では、役者の熱演も光っている。ティナ・ターナーのイッちゃってる演技は必見。

2枚になってしまったDVD

以前発売のものと、今回発売のもの。2枚になってしまった。

この DVD は Amazon に注文した(ロックオペラ「トミー」 コレクターズ・エディション)。予約だと 20% 引き になる。しかし、注意書きを読んで不安になったのも確かである。

初回特典 ●アウターケース付デジパック仕様 ●ピクチャーディスク ●1976年劇場公開時の宣伝用プレスシート、パンフレット、チラシ×2種のレプリカを封入 ※初回版がなくなりしだい通常版に切り替わります。ご注文はお早めに。 ※初回限定版をご希望の場合、単品でのご注文をお願いします。他の商品とあわせてご注文されますと、それらの商品の発送可能時期によりましては、初回限定版をお取り置きできない場合がございますので、ご了承ください。

こんなことが書いてあり、注文時に「初回限定版でない場合はキャンセルします」というコメントも入れられない有様。もし初回版でなければ返品しようと思っていた。今回は欲しかったものが手に入ったが、何とかして欲しいものである。

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