Windows XP で Ctrl+Alt+Delete を押したとき,「Windows タスクマネージャ」が起動する場合と「Windows セキュリティ」ダイアログが表示される場合がある。これは「ようこそ画面」を使うかどうかで決まる。何だろうか,この仕様は?
いつもどこで設定したか分からなくなってしまうのでメモしておくことにしよう。毎回独力では解決できず,ネットワークの検索エンジンに頼っているからである。
Windows XP Professional Edition と Home Edition では,Ctrl + Alt + Delete (「Ctrl」キーを押したまま「Alt」キーを押し,両方押したままさらに「Delete」キーを押す) の動作が2種類ある。職場のパソコンでは「コンピュータのロック」や「ログオフ」などのボタンがある「Windows セキュリティ」ダイアログが表示されるのに,自宅のパソコンでは「Windows タスクマネージャ」が起動してしまう。
これは Windows XP の仕様なのだが,設定が変なところにある([Windowsのセキュリティ] を開こうとすると [Windowsタスクマネージャ] が開く)。「ようこそ画面」のオンオフで決まるというのだ。「Windowsセキュリティ」から「タスクマネージャ」は起動できるので,デフォルトを「Windows セキュリティ」にしておく方が便利である。設定方法は以下の通り。
この設定でもダイレクトに「タスクマネージャ」を開くことができる。
なぜ「ようこそ画面の設定」なのだろうか? Windows よ,オマエの思想が分からない…。
この設定での問題点は,「ユーザーの切り替え」ができなくなってしまうことである。「ようこそ画面を使う」の設定で,「スタート」→「ログオフ...」を選択すると,「ユーザーの切り替え(S)」ボタンが表示される。
しかし,「ようこそ画面を使わない」の設定で「スタート」→「ログオフ...」を選択すると,「ログオフ」か「キャンセル」が選べるだけで,「ユーザーの切り替え」を選択することはできない。
「ようこそ画面」のチェックを外すと,「ユーザーの簡易切り替えを使用する」のチェックが自動的に外れてしまうからである。この仕様の気持ちは分からなくもない。「ユーザーの切り替え」はユーザ名が分かっているのが前提となっているからである。しかし,よく考えてみれば,「ユーザ名が分かっている」という条件なら「マウスで選択する」だけではなく「ユーザ名を入力する」でもできることである。つまり,「ようこそ画面」である必要はないのだ。この点がとても残念であり,また不便でもある。ユーザを切り替えたいというのは,マニュアルを書いているときによく出くわすからである。
関連:
「ようこそ」画面で「Windows へのログオン」ダイアログを表示するには,Ctrl+Alt+Deleteを2回連続して押せばよいらしい(Windows TIPS -- Hint:「ようこそ」画面でログオン・ダイアログを表示する)。
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