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先週末のスキーにはハンディ GPS を持っていった。自分の滑った軌跡がすべて記録されている。家に帰ってから地図にプロットすることは，スキーのもうひとつの楽しみになっている。

先週末に行ったスキー場は，日本酒の 八海山 でも有名な，新潟の 六日町八海山スキー場。西武グループがスキー場経営の縮小を発表したため，閉鎖されてしまうのではないかと心配したが，ひとまずは存続が決まり安心した。「八海山」は「はっかいさん」と読むが，IME 2002 のデフォルト状態では「発火遺産」などとなってしまい正しく変換されないため，「はちうみやま」と入力しなければならないのが悲しい。

最高のゲレンデコンディション

これは先週の土曜日，2月12日の様子である。生憎の雪だが，風はなく雪はパウダー状で，ゲレンデコンディションは最高。フカフカである。転んでも痛くないが，下手に転ぶとスキーが埋まってしまいなくなる危険もあるので注意しなければならない。

滑った記録を残すには，ハンディ GPS をポケットに入れて1日過ごす。やるのはただこれだけ。後は帰ってからのお楽しみである。使用した GPS は Garmin 社の Geko 201 英語版。いいよねっと などから2万円以下で購入できる。GPS に記録されたデータは，専用のケーブルを使ってシリアルポート経由で読み込むことができる。地図には カシミール3D でプロットする。カシミール3D はフリーソフトである。ここまで高機能でしかもバージョンアップが頻繁に行われるのにフリーだというのだから，太っ腹である。利用できる地図には有料のものと無料のものがある。今回は国土地理院の 地図閲覧サービス で提供されている地図を利用する。地図はカシミール3Dから直接呼び出すことができる。この地図を利用して出版物を作る際には申請手続きが必要である。Webページの場合，内容補足のための3枚程度の地図画像であれば申請なしで掲載することができる。ただし，国土地理院の地図であるという出典の明示は必要である(測量成果の複製・使用承認手続き)。

GPS のトラックデータ (2D表示)

これは，通常の地図表示に GPS のトラックデータを赤色の線で描画したものである。2万５千分の1の地図を少し縮小している。山頂まで上って繰り返し滑り降りている様子が表示されている。地図では八海山「ゴンドラ」となっているが，現在はロープウェーになっている。

GPS のトラックデータ (3D表示)

カシミール3Dの「カシバード」という機能を使うと，鳥瞰図(ちょうかんず)と呼ばれる，3次元の立体図を作ることができる。

高度の時間変化

GPS には高度も記録される。カシミール3Dのグラフ表示を使うと，その日に何回リフトに乗ったかも分かってしまう。9:30頃スタートし，ロープウェーで山頂に上り，上半分を3回滑っている。その後30分ほど休憩した後にまた3回滑って休憩。4回滑って1番下のベースキャンプまで下りて昼食。そしてまた3回滑って16:30頃の終了となっている。ロープウェーに乗る直前に小さい山があるのは，短いリフトに乗ってロープウェー乗り場まで滑り降りているからである。

サボっているのも全て記録されてしまう。ハイテクって恐ろしい…(なんちゃって)。

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