2005年4月1日から東京都迷惑防止条例の改正条項が施行された。あれだけうるさかった客引きが1人もいなくなった。見回りをする警察官の姿もあった。
池袋駅(東京都豊島区)にて
「キャバクラいかがっすか」と,歩くのに邪魔になるくらい多かった客引きがゼロになった。客引きがいてもいなくても,私にはあまり関係がない。どちらでもよい。以前,客引きが多くいる道で色々試してみたことがある。どこか目的の場所へ向かって歩くと,ほとんど声をかけられることがない。逆に,そういう場所がない場合は,次々に声をかけられた。多くの人に声をかける客引きは,その辺が敏感で,すぐに察知するようだった。
「迷惑防止条例」というのは通称で,正しくは「公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例」というのだそうだ(警視庁 「迷惑防止条例」・「ぼったくり条例」の一部改正について)。
「迷惑防止条例」の略し方を見ていたら,映画「マイドク」のことを思い出した。「いかにしてマイケルはドクター・ハウエルと改造人間軍団に頭蓋骨病院で戦いを挑んだか」,略して「マイドク」。その強引過ぎる省略を見たとき,脱力感とそれ以上の得体の知れない興奮を覚えたものである。1986年に公開されたこの映画,結局見ていないのだが,内容もタイトルに恥じないものとなっているようだ。マイドク−いかにしてマイケルはドクター・ハウエルと改造人間軍団に頭蓋骨病院で戦いを挑んだか−/きまぐれムービーシアター第171回 に詳しく紹介されている。
「いかにしてマイケルはドクター・ハウエルと改造人間軍団に頭蓋骨病院で戦いを挑んだか」,略して「マイドク」。
しかし「いかにして短時間で正確にこのやたらとムダに長い邦題を間違えずに喋ることができるか」 を競ったわりには中味がサッパリ知られていない(笑)「(前略)マイ(中略)ドク(後略)」だっ!
そもそも,原題が「Death Warmed Up」と短いのに,わざわざ異様に長い邦題をつけて,さらにそれを有り得ないまでに省略するという行為自体が謎。しかし,そのセンスは素晴らしすぎである。
けなして,けなして,さんざん貶しておいて…でも好き。みたいな。ちょっと違う?
Posted by n at 2005-04-04 23:24 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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