栄養ドリンクを飲んで1日過ごした場合と,飲まないで1日過ごした場合では,疲労度に差があるように思える。飲んだ方が疲労度が高い。これはどういうことだろうか。
最近,栄養ドリンクを飲む機会が増えた。栄養ドリンクを飲むと,確かに1日元気に過ごせるのだが,1日が終わると「どっ」と疲れが出る。ノドが痛くなったりして風邪っぽくなったりする。これはどういうことだろうか。
以前に考えたモデル (nlog(n): 安い栄養ドリンクが効く体) を修正しなければならない。
当初の予想では,栄養ドリンクはその呼び名通り「栄養」であって,体のエネルギーが増えるのだと思っていた。この増えた分で1日を過ごせばいいわけである。しかし,このモデルだと「家に帰ってからガックリとなる」という状態を説明することができないのである。ではどのようなモデルならいいのか?
その結論がこのモデルである。体が持っているエネルギーを棒グラフの「面積」で表わしたとき,栄養ドリンクにより,下の方にあったエネルギーが上に移動されるというものである。つまりその分,幅が狭くなっている。上に移動されると,見かけ上の体力は増加するので,元気が出たように感じられる。栄養ドリンクは,エネルギーになるのではなく,エネルギーの燃焼促進に使われる。自動車の燃料に例えれば,栄養ドリンクはガソリンではなく,ガソリンを効率よく燃焼させるための添加剤の役割をしているということになる。つまり,人間の体の,普段使わないで備蓄している燃料に火をつけて燃やしてしまう効果があるのだ。使いすぎると,生命維持のためのエネルギーまで使ってしまいかねない(これは言いすぎだけど)。
このモデルであれば,栄養ドリンクを飲んで活動した後の疲労感を説明することができる。使ってはいけないエネルギーを使ってしまうので,残されたエネルギーが少なくなり,ひどい疲労感に見舞われるのである。
栄養ドリンクの使用はほどほどに。
Posted by n at 2005-12-22 01:01 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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