レインボーマンの替え歌というのがある。地方によってずいぶん違う。子供の自由な発想の結果だ。
「レインボーマンの替え歌」というのがある。替え歌というのは,元歌のメロディーをそのままにして歌詞だけ変えるものを言うのが普通だが,これはちがう。出だしだけレインボーマンなだけだ。
レインボーマンの主題歌は次のような歌詞で始まる。
インドの山奥で
修行をして
ダイバ・ダッタの魂宿し
「替え歌」は「インドの山奥で」しか使わない。後のメロディーや歌詞は全て無視。続きはしりとりになる。「子供の頃に歌ったけど,どんな歌詞だったっけ? 教えて君」と思っている人は多いようで,レインボーマン 替え歌 - Google 検索 で検索すると山ほどヒットする。
30年前の東京の目黒区地方では,替え歌パターンは2つ存在していた。
インドの山奥(で)
出っ歯のおじさん(が)
ガイコツくわえて
死んでいた
(で) や (が) は次の出だしと被せるので歌わない。メロディーは「インドの山奥」と同じものを繰り返すだけ。最後の「死んでいた」のメロディーだけが違っていて,最初の音の音程をずっと保ったままにする。
もう1パターンは永遠に繰り返すもの。
インドの山奥(で)
でんでんでん六豆うまいま(め)
めだかの学校は川のな(か)
仮面ライダーブイス(リー)
リードペーパータオ(ル)
ルパン三世{さんせ(い)}
インドの山奥(で)
…
「でん六まめ」はコマーシャルのフレーズ。マメはまだ売っている(でん六 まめ王国)。リードペーパータオルもコマーシャルソング。ペーパータオルの発売は1970年だそうだ(ライオン株式会社|リード|リードの歴史|商品発売年表)。
替え歌は地方によって様々。レインボーマンの替え歌ってどんなんでした?,ちょっと気になる『歌』のコーナー や レインボーマン御当地替え歌集 にまとめがある。友人の歌っていた別バージョンが思い出せなかったのだが,まとめサイトのおかげで解決した。あースッキリ。
インドの山奥(で)
出っ歯のおじさん(が)
骸骨ひろっ(て)
天丼食べたい(な)
中山律子はプロボー(ラ)
ライオンに食われて死んじゃっ(た)
たぬきのキンタマ臭かった
中山律子というのも,これまた懐かしい。その当時,プロボウラーの中山律子さんの
な・か・や・ま・律子さん
という歌がちょうど流行っていた。中山律子 - Wikipedia によれば,女性初のパーフェクトゲームを達成したのが1970年とのことだ。
「愛の戦士レインボーマン」というのは,1972年(昭和42年)放送開始の子供向けテレビ番組である。悪の組織「死ね死ね団」のテーマ曲は,現在では伝説となっている(レインボーマンTop)。死ね死ね団の魔女役として,塩沢ときが出演しており,呪文は「カムト!」だった。Wikipedia には「これでもか」というくらい詳しい解説がある(愛の戦士レインボーマン - Wikipedia)。
レインボーマンのあのシーンはどの回だったのだろうか。気を失っている月の化身が,女性に人工呼吸と称するキスをされるのである。妙に艶{なまめ}かしくて,子供心にドキドキした覚えがある。キスシーンといっても,月の化身には人間が入っておらず,黄色い仮面に黄色い全身タイツがくっついているだけで,別にどうということはないのだが。そうと分かっていても,女性が横たわっている仮面を膝の上に乗せて,少しずつ顔を近づけて…アあぁぁ。ってのが今も思い出される。
話がそれた。
Posted by n at 2006-05-14 09:22 | Edit | Comments (2) | Trackback(0)
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ずいぶん前のことですが、ラヴサイケデリコのヒット曲によって思い出したことがありました。
我が大田区、東南地区バージョンはこういうかんじです。
♪インドの山奥出っ歯のおじさん骸骨食ったら死んじゃったまごやキンタマかじられたぬき汁
Posted by: McCOCK at May 14, 2006 11:25http://www.shilly-shally.com/ssb/archives/2000/11/15_0000.php
「たぬき汁」が,ええY。
Posted by: n at May 14, 2006 11:34