ファックスが印刷してくれなくなったので,夜にインクを買いに行く。機種は NEC 製だが,インクは HP 製である。
自宅のファックスのインクがなくなり,印刷ができなくなってしまった。液晶には次のメッセージが交互に表示されている。
メモリジュシンブン アリ
インクコウカンシテクダサイ
ファックスにはデータが届いている。しかし,印刷することができないのだ。インクタンクを調べてみると,まだインクが残っている。「インクコウカンシテクダサイ」のメッセージは半年くらい前から出ていたが,問題なく印刷できていた。しかし,今回でついにダメになったようだ。仕方なくインクを買いに行くことにした。
ファックスは,NEC の Speax J2CL である。購入したのは 2000年の9月なので7年前ということになる。本体は,すでに販売終了となっているが(121ware.com 機種別情報 speaxJ2CL),インクカートリッジはまだ販売されている。このファックスは,HP {ヒューレットパッカード} のプリンタのインクを使っているのだ。
購入時の価格は32000円でファックスとしては高かったが,次の点が魅力だった。
普通紙を使っていることは絶対条件だった。感熱紙だと,年月とともに薄くなって読めなくなってしまうからである。省スペースであることと,ホコリ対策については,給紙トレイが本体の下についていることで実現されている。
このファックスは,毎日10時頃に「ガショガショガショ,ビィーッ,ビィーッ」という音を出す。最初の「ガショガショ」はインクの目詰まり防止動作の音で,「ビィーッ,ビィーッ」はインク切れ警告音である。ゆっくり寝たい日曜日でも,この音で起こされてしまう。しかも,このインクは高額なのである。同様の悩みを持つ方がいた。おお同士よ(ファックスをめぐる煩悶)。
購入したのは,HP 社の「33」というインクで 3380円。た,高い。
近くに少し安いインクを見つけた。Lexmark の「33」というもので2680円。店員によると,このインクは HP の互換製品ではなく,Lexmark 社のプリンタ用だそうだ。あー残念。
在庫があったので,無事購入。購入してから7年のうち1回インク交換をしているので,3年は持つという計算になる。年に10枚程度の使用なので,これが高いか安いかは微妙なところである。
2010年7月10日追記:
長持ちさせる方法を考えました (nlog(n): ファックス Speax J2CL のインクを長持ちさせる方法)。
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