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Photo ポッキリポキポキな判子

おっと,コロコロ,ぽとり,パキ。

■ ■ ■

今度の引越し先の賃貸住宅は,家賃が銀行引き落としになる。それは問題がないのだが,取り扱い銀行が限定されているのが問題。地方銀行ばかりなのである。それらの地方銀行に口座を持っていないので,作らなければならない。

泣きの3分割
泣きの3分割


仕方ないので,口座開設の手続きをした。書類に記入をして,最後に捺印するところでハプニングが発生。判子{はんこ}を指でつまみ上げたところ,滑って机の上に落ち,コロコロと転がって,床にぽとりと落ちた。落ちた判子はなぜか3方向に散らばったのである。

「あれれ? 落としたのは1つなのに,床にあるのは3つ?」

はうっ。判子が折れてしまった。真っ二つでなく,真三つである。「真三つ」というのはあまり聞かないけど。いや,それどころじゃない。認印{みとめいん}は全部これを使っているのだ。頭が真っ白になってしまった。エェ〜〜〜〜〜ン(泣)。

本体は折れてしまったが印面部分は破損しなかったので,機能的には問題がないというのは幸いだった。銀行の担当の女性が「近くの文房具屋さんで買ってきてはいかが」と提案してくれたが,却下させてもらった。銀行印は1つにしておきたいからだ。ちゃんとしたものを購入したいし,もし変えるのであれば取引している全部の銀行の印鑑を一斉に変えたいからである。

判子の字が彫ってある面を印面という。本体は印章と言い,印鑑とは言わないそうだ(印章 - Wikipedia)。

印に関する主な用語は、それぞれ次の意味がある。

  • 印・・・印章または印影であり、一定の権利・強制力を有するもの
  • 判・・・印章や印影ではあるが、記号・情報としての機能しか持たないもの
  • 印章・・・はんこの本体側。印材を加工・成形して作られる
  • 印影・・・押された結果(インク側)
  • 印鑑・・・照合用の印影

印鑑という名称について、しばしば印章(はんこ本体)と混同して呼ばれることがある。しかし厳密には実印や銀行印など、あらかじめ取引先に届け出ている印影を印鑑と呼ぶ。便宜上、この登録の際に使用した印章も含めて印鑑と呼ぶこともあるが、なんらの届出をしていない印章まで印鑑と呼ぶのは避けるべきと考えられる。

なかなか難しい。

「印鑑を持ってきてください」とよく言われる。上の解説によれば,この表現は正しくないことになる。正しくは「印鑑に使う印章を持ってきてください」ということになるだろうか。この中の「に使う印章」を省略すると,先の表現となる。省略しただけなので,間違いとは言えないか。

Posted by n at 2007-05-11 23:20 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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