以前住んでいた家の風呂場では,水道管が共振するという現象が起きていた。
引越する前に住んでいた家では不思議な現象が起きていた。霊現象ではなく,物理現象である。風呂場で給湯用の蛇口をひねると,水を送る管が「ズゴゴゴゴ」と振動するのである。
水を少し出し始めると振動が始まり,沢山水を出すと振動はおさまる。そして,水を出す量を減らし始めるとまた振動し始め,水を止めれば止まるのである。映像では分かりにくいが,銀色のシマシマのホースが振動している。風呂釜ではない。
水が管に衝撃を与える現象には,ウォーターハンマ現象やハンマノッキング現象 (ハンマノック現象) というものがあるようだ。それらは「ゴンッ」というように1発だけの衝撃のことを言うらしい。
この風呂場の現象では,1発ではなく,連続的に衝撃が繰り返されていた。縦笛の中で空気が振動するのと同じである。水道管の長さと水圧のバランスが,ある一定範囲内になったときだけ起きていたのだと思われる(共振 - Wikipedia)。このまま振動させ続けると,タコマナローズ橋のような深刻な事態に陥ったかも! なんてことはないな (タコマナローズ橋 - Wikipedia)。
Posted by n at 2007-05-22 20:37 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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