Vine Linux 4.2 に OpenVPN サーバをインストールする。
環境は Vine Linux 4.2 (Vine Linux Home Page),OpenVPN 2.0.9 (Welcome to OpenVPN)。
自宅の Linux サーバに OpenVPN をインストールして,外部から自宅のプライベートネットワークにアクセスする概要については前の記事のとおり (nlog(n): Linux サーバと Windows クライアントで OpenVPN)。
インストール手順は Vine Linux 4.1にOpenVPNをインストール - Vox に書かれている通り。簡潔で分かりやすい。これをそのままなぞることにする。
今のところ,Vine Linux 専用の RPM パッケージは存在しないので,ソースからビルドする。DAG: Red Hat/Fedora RPM package listing からソースつきの RPM をダウンロードする。ダウンロードするのは,*.rf.src.rpm というファイルのうち,最新のもの (テストは除く)。「rf」というのは,「Redhat」と「Fedra Core」の頭文字。Vine Linux は Redhat 系なので,このパッケージが使える。lzo は,openvpn に必要なライブラリである。
lzo をビルドして RPM パッケージを作る。
続いて,openvpn も同様に行う。
失敗してしまうのは,lzo がインストールされていないからである。openvpn のビルドの前に lzo のインストールが必要。先ほどビルドした RPM パッケージは ~/rpm/RPMS/i386/ にできているので,これをまずインストールする。pam-devel も足りないと言っているので,インストールする。こちらは Vine Linux のパッケージが用意されているので,ネットワークインストールすればよい。
準備ができたので,再度 openvpn パッケージのビルドとインストールを行う。
OpenVPN サーバの設定は,ゼロ円でできるインターネットVPN(3/4) に解説されているそのままでいける。ただし,プライベートCA,証明書,秘密鍵の作成のところで,openvpn が用意するスクリプトのパーミッション不良があったため,明示的に実行許可を与えてやる必要があった。
openvpn パッケージをインストールすると,サーバにもクライアントにもなれる。どちらにするかは,設定ファイルによる。
次は Windows PC を OpenVPN クライアントにする (nlog(n): Windows XP に OpenVPN GUI をインストール)。
2009年5月27日追記:
OpenVPN クライアントとサーバの設定について書きました (nlog(n): Windows Vista で OpenVPN GUI)。
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