心と体の関係は,Windows のデスクトップとローカルディスクとの関係に,階層構造という視点から見てとてもよく似ている。
私たちは,ものを考えてから,体を動かしてそれを実行に移す。したがって,階層としては,思考が最上位にあることになる。しかし,思考は脳の中の現象で,脳は体の一部。そう考えると,ぐるりと周っていることになる。
図に表すと上のようになる。思考,精神,など色々な呼び方があるが,ここでは単純に「心」と呼ぶことにする。心は体を動かしているので,心のすぐ下に体がくる。体は,手足と頭がついている胴体からなっていて,頭の中にある脳では精神活動が行われている。つまり心がある。順番に書けば,「心」→「体」→「頭」→「脳」→「心」になる。
Windows 上で,エクスプローラを使ってフォルダの階層を表示すると,「デスクトップ」が最上位にくる。しかし,「デスクトップ」が実際にあるのは,「ローカルディスク」の中である。ローカルディスク内のフォルダは階層化されていて,Windows XP であれば,実際に「デスクトップ」があるのは「ローカルディスク」→「C」ドライブ→「Documents and Settings」→ (User) →「デスクトップ」である。
これって似ているなぁ,と思う。
最初に Windows を見たときは,デスクトップが一番上とローカルディスクの中の2か所にあるのが奇異に思えたが,割とすんなり受け入れられたのは,この類似があったからなのかも知れない。…と思ったが,これは考えすぎ。恐らく慣れの問題だろう。
Posted by n at 2009-01-19 22:05 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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