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Windows Palm から Google Calendar へ: CompanionLink

CompanionLink を使って,Windows Palm Desktop の予定表データを Google Calendar に同期する。手軽さと確実さからみて,CompanionLink は最適な方法の1つだと言える。

■ ■ ■

Palm の予定表を Google Calendar に移行する方法を試している (nlog(n): Palm の予定表を Google Calendar に移行する方法)。今回は CompanionLink Software を使う方法である。

CompanionLink for Google Calendar (Japanese) は,Windows で動作するソフトウェアで,Palm Desktop や Outlook のデータを Google Calendar と同期させるもの。14日間は評価期間で全機能を無料で使用できる。その後も継続して使用したい場合は,購入が必要になる。窓の杜の紹介記事が分かりやすい (窓の杜 - 【NEWS】「Outlook」とGoogle カレンダーを同期「Companionlink for Google Calendar」)。現時点での価格は US $39.95 となっている。ダウンロードするには,メールアドレスの登録が必要である。

テスト環境は,Windows XP Professional SP 3,CompanionLink for Google Calendar (Japanese) 3.0 (Build 3082)。予定表のデータは Palm Desktop 4 形式である。

Google Calendar の設定

CompanionLink で同期した予定が,他の予定と混じって取り返しがつかないことになっても困るので,Google Calendar に新規に1つカレンダーを作っておく (Google Calendar では,1つのアカウントで複数のカレンダーを持つことができる)。その際,Calendar Time Zone を「(GMT +00:00) GMT」に設定することが大切。日本標準時 JST +09:00 だと,同期させたときに9時間ずれになってしまう。Country は「Japan (日本)」でよい。

同期に失敗して,時刻がずれたり文字化けしてしまったときは,Calendar をまるごと削除して再設定後,再試行するとよい。

CompanionLink の設定

Companionlink for Google Calendar


インストール後,デスクトップにできたショートカット「CompanionLink セットアップ」をダブルクリックすると上のようなダイアログが表示されるので,「設定」をクリックする。

ウィザード形式で設定していく。Google のユーザ名とパスワードを入力しなければならないのがちょっと怖いが,入力しないとアクセスできないので,仕方がない。心配なときは,「Google のパスワード変更→CompanionLink で転送→Google のパスワード再変更」という手順などが考えられる。

コンタクトマネージャの設定


途中「コンタクトマネージャの設定」で,PIM ネームが「Palm DeskTop ファイルを開けません」と表示されるが,構わずここの「設定」ボタンをクリックして詳細設定をしていく。Palm Desktop のデータは,Palm Desktop アプリケーション内の所定のディレクトリに置く必要がある。そうしておいても上のような表示になることはある。

転送方法


詳細設定では,各タブを順に見ながら設定していく。今回は,Palm Desktop のデータを Google Calendar に転送するのが目的なので,「転送方法」タブでは「Palm DeskTop ファイルを開けませんの情報を Google に加える」を選択する。開けないとなっているが,気にしない。

「Google カレンダー」タブでは,Google Calendar の中のどのカレンダーと同期するかを設定する。上であらかじめ作っておいたカレンダーを指定する。

日付範囲


忘れやすいのは「日付範囲」の設定で,デフォルトの日数が「90」となっているので注意が必要である。現在から何日前までを同期するかの設定なので,90日では全然足りない。私の場合,Palm のデータは 1999 年から始まっているので,11年前なので約4000日である。念のため「10000」に設定した。

CompanionLink の実行

「CompanionLink シンク」を実行すると,Palm Desktop のデータが Google Calendar に送られる。現在の件数が進捗ウィンドウで表示される。私の試した予定表のデータ datebook.dat は,Palm 本体とシンクさせると HotSync がいつまでも終わらなくなるダメデータだが,CompanionLink ではエラーなく処理が終了した。

処理にかかった時間は,3000件の予定で30分。回線速度にもよるだろうが,大体の目安にはなるだろう。

まとめ

CompanionLink を使うと, Palm Desktop の予定表データを,一部に問題があるデータでも問題なく Google Calendar に転送することができる。定期的な繰り返しの予定にも対応している。Google のユーザ名とパスワードを入力しなければならないというのが若干怖いが,この手のソフトでは避けられない。手軽さと確実さからみて,CompanionLink は最適な方法の1つだと言えるだろう。

Posted by n at 2010-02-09 05:46 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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