本日正午,テレビの地上波アナログ放送が終了した。本当に終了したのだ。冗談じゃなかったのだ。
本日2011年7月24日正午,地上波アナログテレビジョン放送が終了した (2011年問題 (日本のテレビジョン放送) - Wikipedia)。7月になってからカウントダウンの日数がテレビ画面に表示されるようになったので,いよいよなのだなとは思っていた。しかし,当日その場で画面がブルーの文字だけになってみると,ショックなものだ。「やはりあれは冗談じゃなかったのだな」と思った。
私はなぜか,最後の最後まで「あれは国をあげての壮大な冗談だったんだよ,あっかんべー」的な大逆転があるのではないかと期待していたのだ。そんなことがあるはずはないのに。
これから大量のゴミが出る。ゴミの捨場がないのに大量に出てしまう。最近になってから地デジチューナーでも受信が可能だという宣伝を見かけるようになったが,以前はまったく行っていなかった。2005年から告知開始で,少なくとも2007年の時点でも「チューナーだけでもOK」というような告知はされていなかった (nlog(n): アナログ放送停止にまつわる誤解)。買い替えは経済を活性化させるかも知れないが,その「使えなくなりそうだからポイ」という発想は高度成長時代までである。段階的に切り替えていき「本当に使えなくなったらポイ」とすべきなのである。
最近はほとんどテレビを見なくなってしまった。テレビの放送内容への興味が失われてきたというのが原因である。今後は,かつてのような,昨晩のテレビ番組のことで話のきっかけを作るということはもっと少なくなっていくのだろう。アナログ停波はテレビ離れを加速するのではなかろうか。
Posted by n at 2011-07-24 21:22 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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