Evernote にスキャン画像をアップロードしていたら,無料会員のひと月あたりの転送量 60 MB を使い切ってしまった。なかなかゼロクリアされないどころか,サイクルだけ更新されたのでドキッとした。縄文式ドキッ!
電子媒体の記録なら Evernote が便利だという話なので,スキャン画像をアップロードすることにした。
Evernote の容量制限方法は独特で,全体の容量が制限されているのではなく,1か月以内の転送量が制限されている。この場合の「転送量」というのは「アップロード量」を指すので,閲覧時にダウンロードで発生する転送はカウントされない。現時点では,無料会員の転送量は 60 MB である。つまり,1か月に 60 MB ずつアップロードしていれば,1年では 720 MB の容量になるが,無料である。有料のプレミアム会員なら1か月に 1 GB の転送が可能である (無料アカウントとプレミアムアカウントを比較 | Evernote)。
Evernote は1か月おきに転送量がゼロクリアされる。タイミングは登録した日になるので,登録が○月7日だったら,毎月7日にクリアされることになる。時刻としては日本時間の17:00頃と言われているが,前後する。Evernote では1か月を1サイクルと呼んでいる。
Evernote には Windows クライアントが用意されている。スキャン画像をアップロードするには,画像ファイルを Evernote アプリケーションにドラッグアンドドロップするか,スキャナの画像の表示先を Evernote アプリケーションにすればよい。
Evernote の Windows クライアントで,使用状況をチェックすることができる (ウェブサイトでもチェック可能)。ツールバーの「使用量」をクリックすればポップアップウィンドウに表示される。ツールバーは「ツール」メニューからカスタマイズすることができる。
サイクル残り1日の状況。15 MB ごとに色分けされていて見やすい。
そして残り0日。見事に使いきってアップロードができなくなった。あとはクリアを待つばかり。
と思ったら,残り29日になったのに,使いきったことになっていた。これにはビビった。つまり,サイクルとしては更新されているのに,使用量は更新されていなかったからだ。もしかして,ギリギリまで使うとペナルティがあったり?
と思ったが,その翌日には使用量もゼロクリアされていた。やれやれ。
Evernote の Windows クライアントで画像をアップロードしていると,何回かポップアップウィンドウが出てきてメッセージが表示された。
使用量が増えると表示されるメッセージ。「たくさん使うなら有料会員を」お勧めしてくる。
スキャン画像の回転を Windows クライアント上で行なっていたら表示されたメッセージ。画像の回転もアップロードしたファイルとしてカウントされるようだ。
Evernote には OCR (文字認識) 機能があるということで,試してみたところ,数字と英字は認識された。日本語は認識されなかった。これは残念。仕方ないので,自分でキーワードを入力して補完することになった。
1か月でアップロード量を使いきっても,単にそれ以上アップロードできなくなるだけで,翌月のペナルティはない。Windows クライアントでは使用量とサイクルの更新がずれることがある。
Posted by n at 2012-11-15 22:01 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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