女たちが家で帰りを待っている。それは男のロマンである。しかしそのロマンという理想は,現実に勝つことはできない。
「女たちが家にいて,半裸の姿で気だるそうにしながら帰りを待っている」それは男のロマンである。若いころ,そのようなことを夢想していた時期があった。いわゆる「ハーレム状態」である。「ハーレム」の原義は「禁じられた場所」,つまり「親族以外が入ることを禁じられた女たちのいる場所」ということなのだそうだ (ハレム - Wikipedia)。
今年の夏は記録的な暑さが続いた (連日猛暑日ストップなるか?(日直予報士) - 日本気象協会 tenki.jp)。
我が家では,暑くてどうしようもないときにはエアコンをつけるが,エアコンに頼りすぎると体調が崩れることが多いので,できるだけ窓を開けて風を通すようにしている。
そしてこの夏,仕事が終わって家に帰ると,ふたりの娘 (小学生と幼稚園児) がほとんど裸の状態でゴロゴロしていることが多かった。ふと思い返してみれば,それはかつて夢見た「男のロマン」と同じ状態ではないか。
しかし嬉しい感じがこれっぽっちもない。
何を隠そう,「気だるそうな半裸の女たち」は,実は単に「暑そうでグータラグータラした女たち」だったのである。何を隠そうもなにも,あまり何かを隠そうとしないところもアレである。まあ,そうなるわな…。いや待て,早く帰ってこないかと待っていてくれるのだから (nlog(n): パパはモテ期に突入),それ以上は望み過ぎなのだ。しかし,これだけは言わせて欲しい。
エアコンでも何でもしていいから,服は着ておけ。
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