メモに記録すると後になって役に立つ。しかし,最近は記録することが義務化してきて苦しい。
メモに記録すると,いろいろと役に立つ。現在は手書きメモをメインにしている。行頭にタグを書いておくと見やすくなるし (nlog(n): タグを行頭に書くメモの勧め),目次をマインドマップ風に書くと追記が簡単で後から検索しやすくなる (nlog(n): 手帳の目次はマインドマップ風に)。メモに記録するだけで忘れ物も減るというおまけ付き (nlog(n): ADD のための忘れ物対策)。
しかし,最近はちょっと苦しくなってきている。メモすることが義務化し,さらに義務を通り越して脅迫的になってきてしまった。「記録しなければ気が収まらない病」にかかってしまっている。記録しなければ次々に忘れてしまうし,記録すればするほど「書くことはこれで全部か」が気になってしまう。どちらも全面的な解決策にならない。
メモすることにかかる時間は短い。デスクワークをしているときはメモが書きやすい。しかし,外に出ているときはメモが書けない。そうすると,書くまでは記憶しておく必要があるので,脳の記憶領域を圧迫する。メモの何がいいかと言えば,それは記憶領域を開放してワーキングメモリを増やせるということである。したがって,メモが取れなければ気になることが脳から排除されないのである。
iPhone を入手したので,音声入力すれば片手でメモができる。しかし,オンラインでなければ音声がテキストに変換できない。オプション契約を解除してしまったので,オフラインなのである。ぐぬぬぬ。
では,いっそのこと,メモをすっぱりやめてしまってはどうか? そう思って,3日ほどやめてみた。その日付のメモページは真っ白。そして,何をやったかも思い出せない。「心のなかにぽっかり穴が」的なものだけが残った。実は,紙の手帳に,かなり精密に記録を取り始めたのは2007年のことで (nlog(n): Moleskine というノート),それ以前は「まばらな」記録しかしていなかった。要するに,メモをとらなければその時点の行動に戻るだけのはずなのである。しかし,今となってはメモを取らない生活には後戻りできそうにない。
Posted by n at 2013-12-03 02:05 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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