子どもが朝ごはんを一緒に食べない。そばにいるのに時間をずらして食べるのである。
我が家には幼い2人の娘がいる。彼女らは,朝ごはんを父親である私と一緒に食べないのが問題だ。食卓のすぐ近くにいてもゴロゴロしていている。父親が食べ終わる頃になって,ようやく食べ始めるのである。何度言って聞かせても家族一緒の食卓にならない。
娘たちに嫌われているのかというと,そうでもない。毎日帰宅を待っていて飛びついてくるし,夜は布団に潜り込んでくるからである。
日曜日のお昼ごはんなどは一緒に食卓につくこともある。そのときは幼稚園で習ったのか「みなさんごいっしょに,いただきます」などと自ら言っている。
何日か観察してみたところ,ひとつの原因としては,起き抜けでは食欲がないということ。もうひとつは,母親の行動に原因がありそうだということが分かった。
朝はいつもバタバタしていて,母親は食事の支度をやりながら,他に洗濯やら何やら忙しく動きまわっている。そして,食卓の用意を整えた後でも食卓につかないのである。どうやらこれを真似しているらしい。ただし,子どもたちは何かの仕事をしているわけではなく,ノタノタしているだけという違いはある。
子どもというものは,身近な人の行動を真似するものだ。これは言葉で言って聞かせるよりも強く働く。だから,朝は一緒に食事をしないし,日曜日は,午前中は特に,部屋の中でゴロゴロしているのである。子どもなんだから遊びに行けよと思うのは親の視点だが,子どもは父親の真似をしているだけなのだ。
子どものよくない行動を見たら,子どもを叱るのではなく,親が自分の行動を見直さなければならないような気がしてきた (汗)。
でもそうすると日曜日もゆっくりできないのだよな。どうしよう。
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