お父さんは懲りずに夜なべして紙芝居を描きました。
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おねえちゃんの分を作ったことがあり (nlog(n): かみしばい: みきちゃんのたんじょうび),ケンカになってもいけないので,妹の分も描きました。
大好きなのは,カエル,おばけ,なめこ。カエルはストーリーに出てこないのでイラスト出演です。
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今日はさきちゃんのたんじょうびです。

さきちゃんがロウソクを「ふーっ」と吹き消すと…

部屋は暗くなりました。すると,押入れの戸が静かに開いて,中から手が出てきて「おいでおいで」をしました。

それはオバケの手でした。さきちゃんはちょっと怖いのでおねえさんのみきちゃんと一緒について行くことにしました。

連れて行かれたところには別のオバケが具合が悪そうに寝ていました。ふたりがびっくりすると…

ご飯がポンポンポンと出てきて,今まで寝ていたオバケが元気いっぱいになりました。それは人がびっくりすると元気になるオバケだったのです。

オバケの世界から人間の世界を見ると,ひとりに一匹ずつオバケがくっついているのが見えました。楽しそうな人のオバケは楽しそう。元気のない人のオバケはオバケも元気がありません。大人についているオバケは子どもが楽しそうだと元気になるのでした。

オバケの世界から戻ってきたさきちゃんは,お父さんにマッスルなめこのマネをして見せました。するとお父さんは大笑い。

さきちゃんは,「きっとお父さんにくっついているオバケが大笑いしたんだな」と思いました。そして,見えないオバケに手を振りました。
おしまい。
Posted by n at 2014-01-31 23:29 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)