鉄道の IC 運賃が導入され,1円単位の料金となったことで,金額の感覚が麻痺しつつある。
4月1日から「IC 運賃」が導入され,運賃が1円単位になった。
改札を通ったときに見てみると,本当に1円単位になっていた。
IC カードで改札を通るとき,表示を見て,いくらかかったかの運賃をチェックするのが習慣となっていた。しかし,しかしだ。この「引き去り額388円,残額697円」という表示を見ると,なんだかうんざりした気分になる。もう,何て言うかね,計算が面倒。
何回か改札を通っているうちに計算をしなくなった。思考停止状態になり,概算さえ面倒になってしまった。「引き去り額388円」と言われても,今までがいくらだったかも思い出せないもの。
そう考えてみると,何か別の策略もありそうだという勘ぐりもしたくなる。というのも,1円単位の運賃というのは,きっぷの10円単位の運賃よりも安いかも知れないが,金額の感覚としては逆に鈍感になって,いや鈍感どころか麻痺してしまうからである。そうなると,今後値上げされてもピンと来ず,好きなように料金が設定されてしまっても,反対する気さえ起こらない可能性がある。これは危険だ。
Posted by n at 2014-04-05 23:38 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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