Firefox Sync を使って Windows 7 の Firefox の設定を Mac にコピーする。
Firefox Sync の機能を使うと,あるデバイス (PC やスマートフォン) の設定を他のデバイスにコピーすることができる (Firefox Sync とは | Mozilla サポート)。アドオンも自動的にインストールされるが,そのアドオンは Firefox の公式サーバ上に存在している必要がある。
ここでは,既存の Windows 7 上で動いている Firefox の設定を,新しい Mac にコピーすることを考える。
動作環境は,Windows 7 Professional Edition Service Pack 1 + Firefox 28.0, Mac OS X 10.9 + Firefox 28.0 である。
手順は公式サイトにある通りであるが (Firefox Sync をセットアップするには | Mozilla サポート),全体像が見えないので若干分かりにくい。そこで以下に表にしてまとめる。
Windows7 (既存) | Mac (新規) | |
Firefox Sync をセットアップ | Windows 7 または Mac のどちらでもOK。
|
|
連携コードの取得 |
|
|
連携コードの入力 |
|
なぜこの同期の手順が分かりにくいのかと言えば,直観的な順番と逆になっているからである。データの流れとしては,既存のデータが Sync サーバにアップロードされ,新規 Firefox がデータをダウンロードすることになる。したがって,普通に想像する順番はデータの流れと同じように,「既存 Firefox を操作」→「新規 Firefox を操作」という順番である。しかし,実際は「新規 Firefox を操作」→「既存 Firefox を操作」になっているので混乱してしまうのである。
いったん同期の設定を行ってしまえば,以降は,その PC やデバイスが既存であるか新規であるかは関係がなくなり,最後に使った Firefox の設定が最新になる。これは,最新の Firefox の情報が Sync サーバ上のデータに同期されるからである。データの「移行」とか「コピー」ではなく「同期」と呼ばれるのは,この理由からである。
Firefox Sync により,アドオン本体は同期されるが (これは驚きだが),アドオンの設定までは同期されないため,新しいデバイスでは個別に設定する必要がある。
Master Archive Index
Total Entry Count: 1957