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misc 眼鏡を作って1年経って分かったこと

メガネを作ってから1年経過した。メガネと視力に関連して気がついたことをまとめておく。

■ ■ ■

昨年はじめて眼鏡を作った (nlog(n): 初メガネ)。視力が落ちてくることで気がついたことがいくつかある。ただし,私は眼科の専門的な知識を持っているわけではないので,ある程度はテキトーな情報になるので注意されたい。

目が悪くなるということ

「目が悪くなる」は,緑内障や白内障などを入れるといろいろな原因が考えられるが,ここでは一般的な「視力の低下」を意味することとする。「目つきが悪い」のはもともとのことなので気にしない (笑)。

視力が低下するというのは,ピント調節の機能が衰えるということである。目がいいときは,近くのものから遠くのものまで自在にピントを合わせることができる。目が悪くなるということは,このピントを合わせられる範囲が狭まるということなのだ。


例えば,近視になったとすると,自分に近い範囲にしかピントが合わなくなる。上の図は,焦点をあわせることのできる範囲を表したものである。左側にあるのは横から見た「目」である。その横のバーは,緑色はピントを合わせられる範囲で,色の濃い場所ほどきちんとピントが合わせられるという意味になっている。上が正常な場合,下が近視の場合である。近視になると,バーの左側に緑色の部分が集中するようになる。つまり,目に近い部分だけがよく見え,遠いところには焦点が合わせられないのでよく見えないということになる。


近視を矯正するのがメガネである。メガネは,近視の人の「近いところに集中してピントを合わせられる機能」を遠くまで合わせられるように「薄める」のである。遠視の人の場合も同様で,メガネがピントが合う範囲を広げてくれるのだ。

眼鏡を作ってから

眼鏡を作ってからは,車を運転するときは必ず眼鏡をするようになった。運転免許証の更新がちょうどあったが,裸眼で条件を満たしていたので,「眼鏡等」の条件を免許証に記載されることはなかった (nlog(n): 運転免許証の更新に行ってきた)。次回はもうダメかもしれない。

そして,これまで長い年月をかけて叙々に落ちてきた視力が,ここへ来て急激に落ちた気がする。いくつか原因が考えられるが,

  • 眼鏡に頼ることで裸眼で頑張らなくなった分,ピント調節の筋肉が働かなくなった
  • 急激に視力が低下しはじめるタイミングだった (だから眼鏡を作る気になった)
  • 仕事のストレスが増えた
  • 人生に疲れた

下の方は冗談として,上の2つのどちらか,あるいは両方のような気がするのである。つまり,「眼鏡をかけるようになると視力はどんどん低下する」というのはよく経験談として聞くことでそれっぽいが,逆に「視力が急に低下しはじめたから我慢ができなくなって眼鏡を作った」ということもあるはずなので,どちらが正解だとは決められないし,両方正解かもしれないのだ。

眼鏡の利点と欠点

利点

利点は,言わずもがなだが,よく目が見えるようになることである。今までぼやけていたものがはっきり見えるようになる。テレビの字幕も道路の行き先表示もバッチリである。

もうひとつの利点は,他人からの見た目が変わることである。眼鏡をかけると印象が変わる。もしかすると「眼鏡萌え」があったりするかと思い,うちの妻に聞いてみたが,予想に反して反応は「ごく薄」だった (爆)。

欠点

欠点は,邪魔だということ。持ち歩く必要がある小物が増えるのはありがたくない。持って出るのを忘れないように気をつけなければならないし,どこかに置き忘れないように常に注意しておかなければならない。携帯電話,手帳,財布,傘,パソコン,ケーブル類,懐中電灯 (?) …持ち物は増えるばかりだ。

それから眼鏡というのは思ったよりも汚れることが分かった。ホコリがついたままゴシゴシこするとレンズにキズがついてしまうので,中性洗剤で洗ってティッシュで水分を拭きとっている。今のところネジが緩んでくるということはないが,メンテナンスに手間がかかることは確かである。

眼鏡を一時的に外すとき

近眼の場合,近くを見るときは眼鏡はいらないので,外す必要がある。眼鏡の欠点は,かけたり外したりするのに手間がかかることである。そして外した時の置き場にも困る。眼鏡が不要なとき,最初は,ど根性ガエルのヒロシのように頭の上に乗せていた。しかしこれはよくないことが分かった。髪の毛の油で汚れるのである (整髪料は使っていないので自前のアブラ)。眼鏡にチェーンをつけて首から下げている人を見かけることがあって,不思議に思っていたが,なるほどそういう理由だったのかと分かった。チェーンはいいアイデアではあるがケースにしまうときに邪魔になる。だからといって,床に置けば踏んでしまうし,机に置けば忘れてしまう。最終的に行き着いたのは,「額に乗せる」である。眼鏡を目からは外したら,眉毛の上にずらして,額に眼鏡をかけるようにするのである。そうやっていたら,同じことをしている人を見かけて「おっ,仲間がいるじゃないか」と思った。今までは気づかなかった他人の行動である。

眼鏡を外すまでもないが邪魔というときもある。そのようなちょっとしたときは,眼鏡をかけたまま目だけを下に向けて眼鏡を通さずにものを見るようにしている。これは割と便利な方法なので,老眼が進んだ時には,眼鏡の下側の度数が違うような遠近両用にするとよさそうである。

まとめ

昨年必要に迫られて眼鏡を作ることになった。眼鏡を持つというのは私にとって新しい経験であり,新しい発見がいくつかあった。邪魔なアイテムだが,これはこれで楽しい気もする。予想外だったのは眼鏡萌えの女性に出遭うことがなかったことである。「それってもしかして老眼?」と言われたことはあるが,「好き! 抱いてっ」と言われることは一度もなかった。残念な結果である。

Posted by n at 2015-03-06 15:22 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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