アルバイト面接の面接担当者をやっていたら,暗黒面に落ちそうになった。
先日アルバイト面接の面接担当者をやる機会があった。面接は,こちらからいろいろ質問を投げかけ,それに答えてもらう形になる。
面接に来るのは若い男性と女性である。みな緊張していて,その緊張がこちらにも伝わってきて自分も緊張してしまう。できるだけリラックスしてもらい,本人の「素」が出るような雰囲気を作ろうと努力した。面接を受ける側は,優等生的な答えをしようとするので,実際のところを聞き出すのは難しい。
それにしても,若い女性などは,肩をすくませて声まで小さくなってしまっている人もいて,そんな女性はこっちが何か要求すれば何でもやりそうな感じまでした。実際に雇用するのは会社だが,採用か不採用かを決める権限を持っているのは私であるので,権力を持っていることになる。権力というのは怖いものだ。「それじゃあ,あんなことやこんなことはできるかね。ぐへへへへ」と言ってしまいそうになった。権力のすぐ裏側には暗黒面が貼りついているのである。幸いにして,面接担当者は私だけではなかったので,暴走することはなかった。危なかった。権力を持つ者はかなり気をつけていなければならない。使い方を誤るとあっという間にダークサイドに落ちてしまう。
実際に権力を使って妙なことをさせるということはなかったが,その妄想はしばらく胸の中にくすぶっていた。
Posted by n at 2015-02-27 00:24 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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