大腸ポリープを切除し,その後の1日に異常がなかったので退院となった。
大腸内視鏡検査で大きめのポリープが見つかったため切除の手術を受け入院となった (nlog(n): 大腸ポリペクトミーで入院)。この入院の目的は手術後の経過観察で,出血などの異常があった場合すぐに対応できるようにするためである。
今回見つかったポリープは 5 mm 大で茎があったため,茎の根本に生理的食塩水を注入して浮き上がらせてから電気メスで切除するという手術となった (大腸内視鏡検査と大腸ポリープ)。ポリープ切除部分はクリップで止めるという方法がとられた。このクリップはしばらくして大腸の内壁がはがれるときに一緒に取れて便と一緒に排出されるとのことだった。
手術後の異常がないかの確認は2つだった。ひとつ目は手術後1日以内に便に血が混じっていないかの目視確認である。便と行っても何も食べていないので水が出るだけである。ふたつ目はレントゲンで,手術の翌日にレントゲン撮影をし,手術箇所の周りに異常がないかを見ることだった。どちらも異常なく退院となった。
切除したポリープは病理検査に回され,翌週に結果が出る。病理検査で良性か悪性かが分かるとのこと。
今回の入院では,憧れだったアレが体験できた。それは点滴をしながら歩くときのアレである。
呼び名を知らなかったのだが,点滴台というらしい。呼び名は他にもあって,点滴スタンド,点滴棒,ガートルスタンドなどなど。底面は五角形でキャスターがついている。三角形や四角形だと安定性が悪いのだろう。
点滴は手術後から退院するまでつけっぱなし。薬や栄養剤は入っておらず,電解質のみとのことだった。何も食べていないので栄養剤を入れてくれてもいいのにと思ったが,そこは医師の判断するところである。
点滴を挿入する部分は腕の曲がらないところである。点滴の液体がなくなったら血液が逆流してしまった。普通は液体がなくなる前に交換するのでこんなことは起こらない。これは私がトイレに長く座っていたのが原因である。看護師さんは探しまわっていたらしい。仕方ないこととは言え済まないことをした。
最後に点滴の注射口を引き抜くときに,見ていて驚いたのは,金属の針ではなかったことである。ビニールのパイプでできていて「ぷりんっ」という感じで抜けたのだった。長時間点滴をする場合はこれを使うらしい。こんなことなら針を刺すときによく見ていればよかった。「少しちくっとしますよ」と言われたときにちゃんと見ていなかったのである。金属とビニールの二重構造になっていて,刺したあとに金属を抜くらしい。金属もビニールもパイプなのにどうやって一方だけを抜くことができるのか。見られなくて残念である。
病理検査の結果に問題がなければ,毎年やらなくてもいいでしょうとのことなので,次回は2年後か。前回は検査前日を含めて楽に感じたのに,今回はどういうわけかキツかった。丸一日の絶食後の朝食は体にシミた。何も食べられずにお腹が空くと,食べられることのありがたさがよく分かる。
2015年9月24日追記:
病理検査の結果がでました (nlog(n): 大腸ポリープの病理検査結果がよくない)。次回の内視鏡検査は,2年後ではなく1年後となりました。
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