なかなか治らないかさぶたに湿潤療法を試すことにした。
昨年12月半ばに向こう脛{むこうずね}に水ぶくれができ,そのままそっとしておいたのだが破れてしまった。水ぶくれができた原因はよく分からないのだが,恐らくどこかにぶつけて軽い内出血があったようで少し青くなっており,様子を見ていたら透明な液体 (浸出液) がにじみ出てきて水疱となったようだった。
破れた水ぶくれをそのままにしておいたら,やがてかさぶたになったのだが,これがなかなか取れない。治りが悪いのは年齢のせいもある。歳をとると若い時ほどすぐには治らないのだ (涙)。かさぶたの周りが赤黒くなっているので,バイ菌が入っているのだと思われ,これが治りをさらに悪くしている。
さて,このまま徐々にかさぶたの周りが削れて小さくなっていけばいいのだが,小さくなると剥がれるというリスクが増大する。昨日はズボンのすそに引っ掛けて「メリっ」と少し剥がれてしまった。治る前に剥がれると,また血が出てさらにかさぶたになって,という悪循環が生まれる。
そこで,近年になって登場した湿潤療法を試すことにした。昔は,傷といえば「消毒して乾かす」が普通だったが,湿潤療法では「消毒せず乾かさない」というまったく逆の治療法をとるのである (湿潤療法 - Wikipedia)。消毒はしないが水でよく洗って清潔にしておくことは大切である。
安上がりなのはラップを使う方法だが,今回は湿潤療法用の絆創膏を購入することにした。傷ができてからすぐにならラップでもよさそうなのだが,かさぶたになってしまってからは難しそうなのだ。
薬局で見てみると,一番ポピュラーなのはバンドエイド社の「キズパワーパッド™」である。ただし798円とお値段もいい。大きさが様々なのはいいが,それ以外にも種類があってラインナップが多すぎる。
その隣にマツモトキヨシのオリジナルブランド製品「ハイキュアパッド」が498円で売られていた。ふつう・大きめ・ジャンボサイズの3種類。傷が大きめなので「大きめサイズ」を選択。キズパワーパッドと同等の製品だというのでこちらを購入した。パッケージの絵はパッドに「縁」があるように描かれているが,実物はこのようにはなっていない。パッド自体は全体が半透明のテープになっていて,塗ってあるジェルが皮膚に貼りつく機能も備えている。これでしばらく様子を見て,悪化するようならその時は病院に行くことにしようと思う。
本来なら,皮膚科で診察を受けてから治療をはじめるのが適切である。ただ,最近は忙しくて病院にいっている暇がない。自己判断なので間違った治療をしてしまう可能性もあるからだ。
2016年3月2日追記:
実に上手くいって治りました (nlog(n): かさぶたにも霜焼けにも効いた湿潤療法)
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