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Hardware 掃除機 PG-313 購入

人気の掃除機はサイクロン式だが,お手入れに手間がかかるのが難点。紙パック式の東芝 PG-313 を購入した。

■ ■ ■

はじめに

愛用していたサンヨーの掃除機が壊れてしまった (nlog(n): 掃除機 SC-MR8J が壊れた)。掃除機がない生活は不便なので,急いで探すことにした。掃除機の代わりはクイックルワイパーで。

なぜかメーカーはサイクロン推しだが欠点が多い

掃除機の国内メーカーには,パナソニック,日立,東芝,シャープ,三菱などがあるが,どこもサイクロン式の掃除機を全面に売り出している。サイクロン式にはそれだけの利点があるのだろうと思って調べてみたが,ほとんど利点を見いだせなかった。どうしてそこまでサイクロンを推しているのか謎である。

家庭用掃除機には従来からの「紙パック式」と,最近になって出はじめた紙パックを使わない「サイクロン式」の2つがある。大昔は紙パックの前身である「布パック式」というものがあった。布パックというより布フィルターという方が適切かも知れない。現在でも「布パック式」は業務用掃除機に採用されている。

サイクロン式をどうしてそんなに売りたいのか分からないが,ダイソンのサイクロン式が売れたのでそれに便乗したいというのがありそうである。ブームだから。ダイソンの「吸引力の変わらない,ただひとつの掃除機」というキャッチコピーでびっくりしたみんなが買ったからである。ダイソンを高く評価する人は多い。ただし値段が高い。

サイクロン式の利点は,紙パックが不要,こまめにゴミが捨てられる,排気がクリーン,吸引力が変わらないという点が挙げられる (掃除機 徹底比較 紙パック式 VS サイクロン式 | 掃除機 | Panasonic)。

紙パックを買わなくていいので経済的である。しかし,紙パックがないということは,ゴミを捨てるときにゴミを直接何とかしなければならないということでもある。家庭のゴミは,「簡単にポイ」とできるような綿ぼこりばかりではないからである。花粉や細かい砂であったりするのだ。最悪の場合が,あのテカテカと黒光りする通称「G」である。たまにお見かけしても「お久しブリゴキげんいかが」とか絶対に言いたくないタイプのアレ…。さて,紙パック式であれば,「G」を吸い込んでしまったら「紙パックを取り出してガムテープでフタをしてポイ」であるが,サイクロン式ではそれができない。「G」はサイクロンのドラムの中をクルクル回ることになり,しかもその姿は丸見えである。まるで水族館で泳ぐマグロのようであることは容易に想像がつく。捨てるときはどうするのか? 死ぬまで待つのか,いやそこまでは待っていられないのである。なぜか。

サイクロン式の利点に「こまめにゴミが捨てられる」があるが,これも注意が必要だ。「こまめにゴミを捨てなければならない」と読むべきなのだ。家電量販店に行って聞いてみたところ,「掃除1回毎にゴミは捨ててください」とのこと。「捨てられる」ではなく「捨てなければならない」のだ。サイクロン式を選ぶ場合は,ゴミを溜めるための「集塵部分」の容量にも注意する必要がある。この容量が小さいと,1回の掃除に2回ゴミ捨てをするハメになるからだ。だからして,「G」も必然的にすぐにご対面しなければならないのである。

サイクロン式の欠点はメンテナンスに手間がかかることである。長所の「排気がクリーン」はメンテナンスが十分な場合に限る。面倒なのはフィルタの掃除だそうで,掃除の仕方は,ブラシで掃除をゴシゴシすることになる。気をつけないとゴシゴシしたときに埃が舞い上がって目や鼻に入る可能性がある。「部品は水洗いOK」だったりするが,それは部品を取り外して掃除しなければならないことを意味しているし,水洗いしてもいいが十分乾燥させないと本体のモーターにダメージを与えることも意味しているので十分な注意が必要だ。

まとめると次のようになる。

  • 紙パックが不要 → ゴミを捨てるときにゴミが舞う
  • こまめにゴミが捨てられる → 掃除の度にゴミ捨て
  • 排気がクリーン → 日々のお手入れが必要
  • 吸引力が変わらない → 日々のお手入れが必要

我が家の場合には,サイクロン式にほとんど利点が見つからなかったため,紙パック式を探すことに決定した。妻は言った「部屋の掃除はしたいけど,掃除機の掃除は勘弁」と。

紙パック式掃除機どれにする

日立は静音性重視,三菱は小型で軽さ重視,パナソニックはゴミセンサー。東芝は…音は大きい,重い,吸引力も普通で,特に特徴なし。

これまで使ってきたサンヨーの掃除機が「自走式」という吸込口にモーターが仕込んであるものだったので,次のもそのタイプにしたい。掃除機をかけるときにヘッドが軽く滑ってくれるのである。力も要らないし疲れないという利点があるのだ。

自走式で値段が手頃という2点で絞り込んだところ,特に特徴のなかった東芝 PG-314 が浮上。さらに,この一つ前の機種である PG-313 が安く売られていることが分かった。検討した自走式の同程度の機種は以下の通り。


機能と値段を考えて,東芝 PG-313 にしたのだった。

Posted by n at 2016-05-17 21:35 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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