ハワイのシャワーもノブが2つある。片方がお湯,もう片方が水である。問題はどちらがお湯なのか分からないということである。と思ってよくよく目を凝らして見てみると…。
ハワイのワイキキで滞在したコンドミニアムには,自分専用のバスルームがついていた (キッチンは共用だったが)。バスルームにはトイレとバスがあり,バスにはシャワーがついていた。
シャワーには2つのノブがついていて,どちらかがお湯でどちらかが水だというのは想像がつく。問題は,どちらのノブも銀色で区別がつかないということだ。日本の我が家の風呂場にも2つのノブがあるが,赤と青の色で区別してあって,赤がお湯,青が水だということがすぐに分かる。ところがアメリカは…不親切である。
答は,「左がお湯,右が水」だった。ノブをひねって水を出してみたから分かったのである。これは日本と同じだった。世界共通なのだろうか。
さて,そうやって毎日シャワーを浴びていて,最終日になってようやく気がついたことがある。シャワーのノブをじっくりと見てみると,実は表示されていることが分かったのである。
上の写真は「水」の方のノブである。よく見ると,中央に描かれた円の一部が欠けていることが分かる。なぜ欠けているのか? オシャレなデザインにしようとしているのではない。実は「C」なのだ。「Cold」の「C」なのである。
その証拠に,もう一方のノブを見てみると,こちらには横棒が2本引いてある。メーカー名の「KOHLER」が正しく読める向きから見てみると,横棒ではなく縦棒であることが分かり,さらに目を凝らしてみるとほんの少しだけ縦棒の中央に横線が見えるではないか。そうなのだ。これは「Hot」の「H」だったのである。
ということで,試しに水を出してみなくてもどちらがお湯なのかは分かるようになっていた,ということに気がついたわけである。「色で区別してあるはず」という先入観を持っていたので,見逃していたのだ。
実際は,「どちらがお湯か」を試す必要はないが「お湯がちゃんと出るか」は試したほうがよい。若い頃にフランス旅行して泊まったコンドミニアムでは,直前の人がタンクに溜めてあったお湯を使いすぎたため,私が使ったときには水しか出てこなかった。あのときは寒くてツラかった。
Posted by n at 2016-12-12 21:30 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
Master Archive Index
Total Entry Count: 1957