ワイキキに滞在している間,朝食は決まって Coffee Bean だった。温かいベーグルとたっぷりのコーヒーが嬉しい。
The Coffee Bean & Tea Leaf はコーヒーのチェーン店である (日本語,英語)。1963年にロサンゼルスで創業,日本にも支店がある。ワイキキには3店舗ある。「コーヒー豆と紅茶の葉」という名前の通り,コーヒーや紅茶が飲める。
私が毎日通っていたのは Food Pantry Waikiki Kuhio の中にある The Coffee Bean & Tea Leaf Hawaii である。$1.99 のベーグルと,$2.29 のコーヒーがいつもの朝食だった。
最初はごく単純に注文していたのだが,回数を重ねていくと徐々にオプションがあることが分かってきた。デフォルトというか既定値というか標準の選択肢が決まっていて,何も言わなければ次のようになるのだ。
最初に注文したのは,プレーンベーグルとコーヒーである。コーヒーはショートサイズを頼んだのだが,大きいカップに波なみと入っていて驚いた。日本の標準サイズの 1.5 倍くらいの量がある。飲みきれないほどだ。
ベーグルを注文すると,必ず「焼く?」と聞いてくれる。「焼いて」と言うと,半分にスライスしてオーブンに入れて両面を焼いてくれる。これが美味しいのだ。そしてクリームチーズを添えてくれる (Philadelphia Cream Cheese Products & Recipes | Kraft Recipes - Kraft Recipes)。
会計を済ませると,レジのおねえさんはレシートをくしゃくしゃポイ! 「レシートをくれ!」という間もなく捨てられてしまった。確かに要らない人の方が多いだろうなと思った。そして,次回からはレジに打ち込んでいるときに「レシートをくれ」ということにしたのだった。
プレーンベーグルの次に試したのはブルーベリー入りベーグルである。値段はプレーンベーグルと同じ。これはお得! と思ったが,味がそうでもなかった。
そして残るはいつも気になっていたオール・イン・ワン・ベーグルつまり全部入りのベーグルである。何が「全部入り」なのかというと,「色んなタネ」である。ケシの実やヒマワリのタネ,その他よく分からないタネが上に貼り付けてある。ベーグルの中には練り込まれてはいない。値段はプレーンベーグルと同じ。味はというと,結構キツかった。食べるのは1回でいい。
3種類のベーグルを試してみて,最終的に気に入ったのは最初に注文したプレーンベーグルだった。その後はプレーンベーグルばかりを食べていた。
何回か訪れていると,だんだん様子が分かってきた。コーヒーは,いつも出してくれるものをそのまま受け取っていたが,ボードをみると普段飲んでいるのは「ライト」で,他に「ダーク」という種類があるのが分かった。「ダーク」を注文してみると,強いのである。エスプレッソほど濃くはないが,かなりの濃さだった。しかも量はライトと同じカップに波なみと入っている。「ダーク」も1回試して,その後は「ライト」に戻った。
ベーグルに塗るものは無料で付けてくれる。普通はクリームチーズであるが,あるとき,店員が「クリームチーズ? ジャム?」と聞いてくれた。そういうオプションがあるのならということで「ジャム」と言ってみると,3個も付けてくれた。
味は普通のジャムだった。クリームチーズも美味しいので,一番いいのはクリームチーズとジャムの組み合わせだが,それができるかを聞いてみる勇気がなかった。
街なかのそこらじゅうにある「ABC ストア」でもベーグルは売っている。しかも Coffee Bean と値段は同じ。しかし,ABC ストアでは温めてくれないのだ。冷たいままを食べることになる。2回ほど試したが,焼いたものとは味が全然違うのだった。ベーグルを食べるのなら Coffee Bean に限る。
ベーグルを食べるなら焼いてくれる店をお勧めしたい。レシートが欲しかったら,レジに入力している間に早めに言うこと。コーヒーもクリームチーズも,何も指定しないで出てくるものはハズレがない。
店長は白人男性でさすがにしっかりしていた。白人女性の店員は割と事務的。そしてハワイアンの男性店員は誠実な感じだった。ジャムのオプションを教えてくれたのもその男性店員だった。
Posted by n at 2016-12-14 19:39 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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