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Photo ピルゼン閉店していた

久しぶりに銀座で飲もうと思い、ピルゼンへ。しかし、そのビルは改築中だった。

■ ■ ■
工事中の交詢ビル
工事中の交詢ビル


あのビアホールはどこへ。Web1週間:コラムによると、閉店は2001年9月20日。もう2年半も前のことになる。気がつくのが遅すぎである。オイルサーディンやボルシチの味が忘れられない。ボルシチについていたパンが実に美味しかったのを覚えている。会計では、古いレジスターの重たいキーにリズムよく打ち込んでいたおばさんが印象的であった。私はそのおばさんのファンの一人。

ピルゼンのあったのは交詢(こうじゅん)ビルヂングで、老朽化のため維持が難しくなったとのこと。当初ピルゼンは2000年の秋には立ち退く予定だったが、1年延期になっていたようだ。

巨大オロナミンCドリンク
巨大オロナミンCドリンク


気を取り直してライオンへ。途中、何だか物凄い宣伝カーを見かけた。都会は珍しいものがいっぱいである。

ビアホール ライオン
ビアホール ライオン


ビアホール、ライオン。ここの建物も古く、昭和9年創業だという。ここはまだ残っていた。

ニシンの酢漬け
ニシンの酢漬け


ニシンの酢漬けが美味しい。思ったより肉厚で、ほどよい酸味。野菜のソーセージ鍋はブイヨンで煮てあるボリュームたっぷりのシチュー。真鯛のかぶとの南蛮焼は、真鯛の頭だけなのだが食べ応えあり。

ジャーマンポテトは、マッシュポテトになっていて予想外。牛スジの煮込みは和風で、これも意外だった。洋風にした方がビールに合うような気がする。

Posted by n at 2004-02-08 18:26 | Edit | Comments (12) | Trackback(0)
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Comments

ピルゼンがなくなっているなんて、残念です。
今日の昼間、友人とピルゼンの話をしたので、googleで調べてみようと思い、貴ページを見ました。
このページは今年の2月ですから、ずいぶんと遅いコメントですが。
ほんとに、都心のビルの立替は多く、昔からのお店がなくなっていってしまいますね。
では。

Posted by: Katsuji Nidaira at November 05, 2004 18:45

今度銀座に行ったときに、あのビルが今はどうなっているのか、チェックしてみますね。

Posted by: n at November 06, 2004 12:21

わたしもピルゼンのファンでした。古き良いものが次々に消えていきますね。丸ビルも新丸ビルも・・。とても残念で淋しいですが、出会えただけでも幸せだったでしょうか。

Posted by: eriko m. at April 25, 2007 11:14

あのチキンロールやピロシキ、ホワイトソーセージを頼めば、ザワークラウトを単品で頼まなくても良かったし。スーパードライはあまり好きではなかったけれど、あの雰囲気では美味しかったなぁ。ここで飲んで、真ん前の鳥繁で焼き鳥をちょこっとつまんで、隣の地下のバー「アンカー」でショットを1杯飲んで帰るのが定番だったなぁ。

Posted by: あっしっし at June 07, 2007 19:40

ピルゼンが無くなった?それは残念です学生時代、社会人になってから、あの雰囲気がすきで時々寄らせてもらったのに久振りで東京に出るので寄ってみようと思っていたのに残念です。

Posted by: SEISAN at February 21, 2008 07:49

ようやく暖かくなってきたので、昼から汐留のビル群を見に行くことにした。見学途中から天候が急激に変わり銀座へ見学のコースを変更、立て直された交旬社は正面の入り口だけを残して、スッキリとした外観の美しいビルに変わっていた。カーテンウォール全盛の建築の中で交旬社の建物は、同じカーテンウォールながら、日本の美、と言った美しさを観た。残念ながら其処にあるはずのピルゼンはなかったが4階まで沢山の店が入っている。共用部分の内装もすばらしい。

Posted by: peco at February 23, 2008 17:23

ピルゼンをどうにか復活できませんか?あの店は日本の近代、とくに銀座という土地の文化が生んだ、至宝の芸術品でした。先日チェコのプラハの「黄金の虎」という老舗ビアホールに行って来て驚きました。何と、此処は、その大きさといい、雰囲気といい、調度といい、銀座のピルゼンそのものではないかと...
もっとも実を言えば、ピルゼンの方が、この数百年続く老舗をも模倣して昭和の初めに店を作っていたのですがね。いずれにしても世界のビアホール文化にとって、ピルゼンが失われたのは大きな損失です。どこか別の場所でいいですから、何とか以前と同じ作りを再現して、復活再開できないものでしょうか?これは日本人の民度に関わる重大問題です。ヤンキーの薄っぺらな拝金主義の象徴のバーニーズニューヨークなど糞ッ食らえです。銀座には古びたビアホールこそよく似合う。

Posted by: saskia at March 26, 2008 01:12

ふと思い出してピルゼンを検索したところ、こちらのページに辿りつきました。
そんな昔に閉店してしまっていたんですね。
10年ほど前に少しの間、ピルゼンでアルバイトをしていたのですが、雰囲気の良い渋いお店でした。
ビールは苦手で飲んだことはないですが、、、クワスというリンゴのお酒が美味でした。
古いものを残していくというのは難しいことなのですかね・・・残念です。

Posted by: miya at October 11, 2008 05:09

miya さん
アルバイトをされていたとは! 本当に渋くて雰囲気のよい店でしたね。
古いお店を残すのが難しい理由は,お店という入れ物を残すことに加え,味や技術も残さなければならないことにあります。
有形文化財・無形文化財の両方を同時に残していかなければならないというのは,相当大変なことなのだと思います。

Posted by: n at October 28, 2008 01:05

あのピルゼンはもうないんですよね。二十数年前大学生だった頃、就職して同僚そして、後輩を連れていってました。テラスで飲んだり、大きなビア樽のある席やカウンターで飲んだり、その時はいつまでもこんな時間が続くんだと思ってました。いつかどこかでまた見ず知らずのみなさんと飲めたらと思います。

Posted by: concord at November 02, 2008 17:45

この春、久しぶりに東京へ出たのでビル前へいった。
面影のある外壁だけ残され建て替えられていた。 

もうないので銀座ライオンへいき、こちらも負けず劣らず古い。けれど耐震補強で残るみたいです。古きよき時代です。
見知らぬ誰かと話しが盛り上がるという・・あの独特の価値観と雰囲気は25年経っても、ここ以外に体験したことがありません。

そうピルゼン前の地下にあったBARアンカーも懐かしいです。
船内の内装の店で、ここで初めて覚えたカクテル「ロングアイラインドアイスティー」は現在の自分の中でも〆の最後一杯として君臨しています。

Posted by: 豆太 at July 28, 2016 12:17

豆太 さん
銀座ライオンは,耐震補強工事で外装は一新されたようですが,内装は昔のままのようですね。
古い建物は過去の記憶をたぐり寄せるための手がかりとなってくれるものなので,残していってほしいものだと思います。

Posted by: n at August 05, 2016 11:17
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