Zakimi::Blog: ○○をやめる講座 で知った、「やめる講座」。試しに「キレイをやめる」を読んでみると、ジョークなサイトではなく、真面目なサイトのような感じを受けた。『過ぎた「キレイ」は身体にとっても気持ちにとっても、悪いもの』という主張には同感できる。「やめさせチェック」で自己診断したら、「そのままでOK」だった。
「キレイをやめる」の説明文に、次の一節がある。
これもCMの話。昨年放映されたものだ。 赤ん坊の哺乳瓶の殺菌を行うシーン。殺菌の大切さをうたっている内容の最後に、父親が子供に触ろうとする。すると母親が 「あ、ばい菌!」 このシーンでCMが終る。あんまりなオチである。父親はバイキンか。が、もしやこれが現在の母親の気持ちのどこかを代弁しているのだとしたら恐ろしい。
確かにそうだ。もっともな話である。このコマーシャルを見る度に気になっていた。同じ視点で見ていた人もいたのだ。除菌製品を売りつけるための企業の一方的な宣伝である。このCMに影響されてしまった女性は多いはず。この手の宣伝は性質が悪い。清潔なのは悪いことではないので、クレームがつけにくいからである。
説明の最後には、自己診断のためのチェックシートがついている。簡単なアンケートに答えて「check」ボタンを押すだけ。やってみると、私のタイプは「バイバイキン度1 (イチ)」。潔癖性度合いは低いらしい。
そこらになっている木苺をもぎりそのまま食べる!そんな行為も貴方にとっては日常茶飯事。野性味あふれる貴方には、ぜひともコラム『「キレイ」をやめる』でその感覚の素晴らしさを再確認していただきたいものです。
まさにその通り。山になっている木苺はそのまま食べる。私は「汚いのがスキ」な訳では決してない。清潔な方がいいと思う。しかし、行き過ぎはどうかと思う。身体の垢(あか)が汚いと思っても、すべて取り除ける訳ではないのだ。すべては程度問題なのである。
ケーキ屋でアルバイトをしていた友人の話では、「ショートケーキの上の苺は洗わない」のだそうだ。洗うとその瞬間はキレイになるが、水が付いたせいで傷みやすいからだそうだ。だから、キレイなテーブルの上にコロコロと転がってしまったくらいのイチゴであれば、セーフである。決して「汚いから」といって食べないということのないように。
ちなみに、私は職場に到着したり、家に帰ってきたら、すぐに手洗いとうがいをする。これは風邪をひかないようにするのに非常に効果的である。
サイトのポリシー表示もないし、開くとブラウザの大きさを勝手に変えてくれてしまうという点でイマイチな やめる講座 ではあるが、気になることがあれば一読を。「インターネットをやめる」という講座があると、なおよいのだが…。
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