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珍しい形の葡萄が並んでいるのを見て、試しに購入。皮をむいて食べようとしたが、上手くむけない。それもそのはず、皮ごと食べる葡萄だった。

ピッテロビアンコ

スーパーマーケットの棚に、珍しい葡萄が並んでいる。黄緑色で長細い形をしていて、名前は「ピッテロビアンコ」。価格は1房 298 円とお安い。物は試しと購入したはいいが、食べづらい。皮が全然うまくむけないのである。むこうとすると、小さく千切れてしまう。やっとのことで皮を全部取り除くと、実はすでにボロボロ。

もしかすると、ワイン用の葡萄なのか? と思い、いっそ潰してジュースにして飲むかと思っていたところ、「皮ごと食べるブドウ」であることが判明。皮は適度な歯ごたえを与えてくれ、気にならない。果肉は甘すぎず、爽やかな後味である。予想以上に美味しい。

「ピッテロビアンコ」は Pizzutello Bianco と綴るイタリア原産の葡萄(ブドウの品種名)。「bianco」は白の意味。日本では有名ではないが、「黒ピッテロ (Pizzutello Nero)」という品種もあるようだ(Tivoli - Il Pizzutello)。

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