駅構内に並んだ鉢植えの菊。葉がしおれている。花は終わりでも命はあるのだ。誰でもいいから水をやってくれ。
JR西船橋駅の構内に鉢植えの菊が並んでいる。花には張りがなく、どうやら美しい時期は終わりのようだ。しかし、葉にも力がない。様子がおかしい。明らかに萎(しお)れているではないか。
菊は花を咲かせるが、終わりは必ずやってくる。しかし、まだ生きているのである。土が乾いてしまっている。誰かいないか! 誰でもいいから鉢に水をやってくれ!!
中学校の技術の時間に、菊の矮性(わいせい)栽培というのをやった。栄養もやるが、背が伸びないように薬をスプレーするのである。そして、茎や葉の成長に使われる養分を、全て花に使わせるようにする。すると、背が低くて花の大きい、見栄えがとても良いものが出来上がるのである。葉に牛乳を塗ってアブラムシよけをするなど、毎日世話をした。葉についた虫をとったりして大変だったが、やっとのことで花が咲いた。嬉しかった。しかし、その後のことが思い出せない。目的が達成されると、その後は放ったらかしにしてしまったかも知れない。それとも、印象が薄くて、単に忘れてしまっただけか…。
命あるものは、最後まで面倒を見てやりたいものである。
Posted by n at 2004-12-02 01:53 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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