JR の新座駅。ふと見上げると、梁にトゲトゲの針金が沢山ついている。ハト対策なのだろう。ハトにとっては嬉しくない仕組である。音楽好きにとって嬉しくないのは発車ベルである。
JR 武蔵野線の新座(にいざ)駅は埼玉県南東部にある(Yahoo!地図情報 - 埼玉県新座市野火止4丁目の周辺地図)。ホームに降りて上を見上げると、梁(はり)に針(はり)が! は冗談として、長い針金が上に向かって突き出している。しかも「これでもか!」というほど沢山。どうやらハト対策らしい。これだけやっておけば、ハトがとまろうとしても無理。
対策をされてしまったハトはどこへ行ったのか? 探してみると、上り線と下り線のホームの間の鉄骨にとまっていた。大丈夫。そこならいくらフンをしても怒られないから。
新座駅の発車ベルは「鉄腕アトム」である。跡見学園女子大学があるから、跡見→アトム? と思ったが違った。鉄腕アトムを生んだ手塚治虫のプロダクション手塚プロが新座にあるからであった。新座市商工会によれば、2004年4月11日からこの発車ベルに変えたのだそうだ。しかも、上り線と下り線でアレンジが違うとか。そこまではチェックしなかった。
鉄腕アトムの発車ベルといえば、JR 山手線の高田馬場駅もそうである。こちらは、原作の中で「2003年4月7日、高田馬場にある科学省内の精密機械局で生まれた」ということになっているからである。高田馬場の発車ベルは、2004年3月1日から2ヶ月間の試行を経て(スポニチアネックスの記事)、その後そのまま続投されて現在に至っている。
JR 東日本の発車ベルは「ベル」ではなくなってしまった。音楽なのである。しかし、何が楽しくて音楽にしたのか分からない。強制的に聞かされる音楽ほど邪魔なものはない。せっかく頭の中に美しいメロディーが浮かんでも、この強烈な音楽のせいで、一瞬にしてかき消されてしまうからである。何を思ったのか、調子に乗って Amazon.co.jp: JR東日本 駅発車メロディーオリジナル音源集: 効果・特殊音, 内田奈織: 音楽 こんなのも出していた。「ベル」に戻して欲しいと願うばかりである。頼むからベルに戻してくれ!
Posted by n at 2004-12-25 18:51 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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