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Photomisc 「Getting Things Done」をやってみようか

最近「やらなければならない」ことが多くて,処理できなくなってきた。デビッド・アレンの提唱する「Getting Things Done」という方法を試してみることにした。果たして現状の打開策となり得るだろうか。

■ ■ ■

Going My Way の kengo さんの影響を受けて,「Getting Things Done」という方法を試してみることにした。日本語版 (デビッド・アレン著「仕事を成し遂げる技術―ストレスなく生産性を発揮する方法」) は 2001 年に出版されていて,それほど古い本ではないのだが,置いている書店は少ない。3日ほど書店を回って,やっと昨日購入することができた。

仕事を成し遂げる技術
仕事を成し遂げる技術


この本は仕事の進め方の「How to 本」の1つである。「Getting Things Done」というのは,書名でもあり,また手法の名前でもある。手法のイメージとしては,仕事を「やりかけのまま」にしておくのではなく,途中の段階であっても「完了した」ことにして次に進めるというものである。

Going My Way: 先送りの決断も本日中に は,これを次のようにまとめている。

このGetting Thing Doneの考え方でいくとすべてをその日に終わらすわけです。つまりやることは同じでも、次の日の朝に前の日にやり残したことをピックアップするのではなく、当日できなかったことを次にいつやるかというNext Actionを決めてしまうわけです。そうすれば当日のworkはすべてDoneとなるわけです。

まだ全部を読み終えたわけではないので正確に把握できていないかもしれないが,途中までの感想をメモしておくことにする(途中といってもまだ第1章しか読んでいないのだった)。第1章の注釈に次のような記述がある。

私は「仕事」を,次のように考えています。つまり,現状とはちがったものにしたい,あるいはそうする必要があると,あなたが感じるものはすべて「仕事」ととらえています。多くの人は「仕事」と「私生活」を切り離して考えますが,私は両者を区別しません。私にとっては,庭の雑草を取ることも,遺言を新しいものにするのも,この本を書いたり,クライアントを指導するのと同じく「仕事」だと考えています。この本に書かれているすべてのメソッドとテクニックは,人生と仕事の両面にわたって応用できます。それらは効果があり,必要とされているのです。

これはいいかも,と思わせる文である。全333ページの本を最後まで読んでもいいかなという気にさせてくれた。妻に聞いてみると,別の点が気になると言っていた。

自分が「しない」ことについて悩まない

最近,私はやることが膨れ上がって手におえなくなってきている(あるいは,そのように感じる)。果たしてこの状態を打開する救世主となりうるのか。試してみる価値はありそうである。私の現在の状況というのを図示すると次のようになる。

やることを見張っている状態
やることを見張っている状態


「やらなければならない」と思うことが山ほどある。そして「やれていない」。やり終えていないので,常に気に掛けておかなければならない。それらを見回るのにいっぱいいっぱいになっている。心に引っかかることというのは,ノドに刺さった魚の小骨のように,なかなか取り除くことができない。

やることが1つずつ降りてくる状態
やることが1つずつ降りてくる状態


この本では,「そのようなものは一旦「信頼できるシステム」というものに預けて,全て忘れてしまえ」と言っている。「信頼できるシステム」というものがどういうものか今のところ不明だが,考え方としては面白い。信頼できるシステムの出口を1つにしておけばよさそうである。自分でできることというのは,1度には1つずつしかできないのだから。

Going My Way: 日本語でわかりやすいGetting Thing Doneの解説 には,この方法に関するサイトが紹介されている。

追記:
よさそうです (nlog(n): 自分の仕事をすべて書き出すnlog(n): ホットカーペットの洗濯でブレインストーム)。

Posted by n at 2005-06-11 21:11 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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