自宅サーバに時刻サーバとしての設定を行う。
自宅サーバが NTP (Network Time Protocol)サーバになっていると便利である。自宅サーバがプロバイダの NTP サーバと時刻同期をして,自宅ネットワークに接続しているパソコンは自宅の NTP サーバを参照するようにする。家のパソコンの時計は全部ピッタリ合うし,プロバイダの NTP サーバの負荷の軽減にもつながる。
以下は Vine Linux 3.1 の例である。
ntpdate は外部の時刻サーバに時刻を合わせるための Linux のコマンドである。これは現在の時刻を合わせるために1度だけ使う。
ntpd は時刻同期のためのデーモンである。メモリに常駐して,常に外部の時刻サーバと時刻の同期を行う。ntpdate コマンドは ntpd が動作しているときには使えない。
Vine Linux 3.1 では,システム起動時に /etc/init.d/ntpd スクリプトを実行する。 /etc/init.d/ntpd スクリプトは,/etc/ntp/step-tickers ファイルの有無を調べ,もしあればそのファイルに書いてある NTP サーバを指定して ntpdate コマンドを1度実行する。その後 ntpd デーモンを起動して,時刻を常に最新に保つようになっている。
この時刻設定を,1日に1度ハードウェアクロックに書き込むようにしておくとよい。書き込みには hwclock コマンドを使う(Manpage of HWCLOCK)。
自宅のクライアントは,すべて自宅サーバに時刻同期するようにしておくとよい(nlog(n): Windows XP を自宅の時刻サーバへ同期させる)。
Posted by n at 2005-07-03 17:56 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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