Netscape Mail,Mozilla Mail や Thunderbird で,一度受信してしまったメールを再度読むには,アカウントサブフォルダからpopstate.datファイルを削除すればよい。
Netscape Mail で一旦受信してしまったメールをもう一度受信したいことがある。自分で間違って削除してしまったときや,ウイルス入りだと判断されてウイルス対策ソフトウェアに削除されてしまったときなどがそれにあたる。こんなことは一般的には不可能だが,Netscape Mail の設定で「サーバにメッセージを残す」にしてあれば可能である。
サーバにメッセージを残す設定にしてあっても,一度受信するとメールソフトが受信したことを覚えてしまっているので,同じメールを再度受信するのは難しい。一番簡単な方法は「別のメールソフト」で受信することである。
Windows 版の Netscape 7 や Mozilla 1 や Thunderbird は,どのメールを受信したかという状態を1つのファイルに記録して保持している。そのファイルを削除してやれば,受信した記録がなくなるので,サーバにあるメールを最初から全部受信し直すことができる。削除するファイルは,ディレクトリの深いところにある popstate.dat である(Thunderbird : Issues :受信済みのメールが複製される)。
このファイルはテキストファイルで開くことができるが,内容は暗号化されているため,どの行がどのメールに対応しているのかは分からない。このファイルを直接編集するのは危険である。ファイルを削除してしまっても,メールを受信すれば自動的に作成されるので問題はない。
さて,これでメデタク受信できるようになる訳だが,メールサーバ上に大量のメールを残している場合は注意が必要である。すべてのメールがもう一度受信されるからである。さらに,受信時に「メールの振り分け」の設定をしてあったりすると悲惨な目にあう。「同じメールが2通ずつある」という状況だけでも嬉しくないのに,それが色々な場所に入り込んでしまったら目も当てられない。
ダメージを最小限にするには次のような手順になるだろう。
メールソフトには「サーバにメッセージを残す」という設定が必ずある。しかし,どのメールを受信したかということをどのように覚えておくかはメールソフトによって様々である。
Posted by n at 2005-08-03 23:55 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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