nlog(n)

秋葉原のジャンク屋を回って，PC 用のオーディオ対応 DAT デバイスをやっと見つけて購入した。テープの取り出しに失敗することがあるので，分解して清掃することにした。

先日入手した DAT デバイスは，ハードウェアエラーのために使えなかった(nlog(n): PC 用の DAT ドライブで音楽用テープを読み取りたい)。しかし，なんとか DAT のデータを PC にダイレクトに取り込みたい。オーディオを PC に取り込むことのできる DAT デバイスは限られており，現在は発売されていない。そこで，秋葉原のジャンク屋を回って中古品を探すことにした。

現在の中古品の主流は DDS-3 で，オーディオに対応しているのは SONY 製品か，その OEM しかない。対応製品の種類が多いのは DDS-2 なのだが，時代遅れのため中古品も少ないのだ。DDS-2 であっても，Fujitsu や HP (Hewlett-Packard) の製品は対応していない。となると，ますます少ない。

そんな中で使えそうな品を見つけた。CONNER 社の DDS-2 で，3000円。店員に話を聞いてみると，電源投入ができることだけは確認してあるとのこと。しかし，動作する保証はまったくない。そんなもののために 3000 円かよ! という感じもするが，試してみなければ分からない。「えーい!」とかけ声をかけて購入した。

購入したのは CONNER 社の製品で，モデル名を見ると2つ記載されている。「CTD8000H-S」と「CTD8000R-S」である。どちらのモデルもデバイス自体は同じもので，違いは 3.5 インチベイ仕様か 5 インチベイ仕様かということだけである。この品物は 3.5 インチ仕様なので「CTD800H-S」ということになる。

まずはヘッド清掃。その他，ローラ類も同じようにクリーンナップ。清掃にはカセットテープレコーダ用の綿棒とクリーナー液を使った。

接続して DAT を入れてみると，ローディングされた。ひとまずここまではクリア。しかし，何度か入れたり出したりテストしてみると，取り出しに失敗することがある。そこで，先ほどのヘッドを掃除したときよりも，さらに分解して奥の方まで清掃した。かなりの量のホコリが溜まっていた。

これで完了。イジェクトで引っかかることもなくなり，いい感じである。

DDSドライブによるDAT再生/録音用ソフト WaveDAT を使ってみると，デバイスがドライブとして認識されている。しかし，動作させてみると，エラーが表示された。

エラーフレーム数が制限値に達しました (A)

メッセージの下の「Err」の値が「20, 20, 20」になっている。このデバイスもダメなのか? と思ったが，設定を変更してエラー制限値を大きくすると，読み取りに成功するようになった。テープの最初の方でエラーが出るが，少しするとエラーの値が「0」になるのだった。

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Posted by n at 2005-09-11 22:31 | Edit | Comments (2) | Trackback(0)