家の洗面所には,怪しい灰色の粉が置いてある。先日話題になった「アレ」と見た目が似ているのだ。鉱石の粉末らしいが,その鉱物が何なのかは不明。そして効果もいまだに不明なままだ。
少し黄色みがかった灰色の微粉末。先日話題になった「アレ」にクリソツではないですか??
アレというのは,すなわち例のアレである。次世紀ファーム研究所の怪しい粉末「真光元(しんこうげん)」。 「光合堀菌」とかが入ってるヤツ。「真光元神社」と書くときは「まこもじんじゃ」と読ませるようだ。粉末が入っている袋の写真は 弁護士紀藤正樹のLINC TOP NEWS−BLOG版: 真光元(しんこうげん)と薬事法 で見られるが,残念ながら内容物の「粉」の写真はない。販売元の 真光元・万貴 は 現在リニューアル中です。
という表示になっている。原料は「ひめがま」とのこと。ひめがまの写真は 熊本大学薬学部/今月の薬用植物 で見ることができる。
私の持っている粉末は,原料が植物ではなく鉱物である。ただし,鉱物の名前は記述がないので何なのか分からない。
製品名は「駒」。医薬部外品である。「天然鉱物(波動)配合」と謳っているところに多少の「怪しさ」も配合されている。「波動」というものが配合できるほど,現在の科学が進んでしまっていたとは。製品としては,浴槽に 15〜25 g を入れて使うという,浴材である。効能は「リュウマチ,神経痛,腰痛,冷え性,うちみ,肩こり,あせも,荒れ性,くじき,しもやけ,ただれ,ひび,あかぎれ,疲労回復,痔,産前産後の冷え性」となっている。浴槽に入れるとお湯が濁る。原料が鉱物なので翌朝になると下に沈殿する。砂の細かいやつだから重たいのだ。
「これを使って体調がよくなった」という話を聞いて,数年前に購入した。1 kg 入りで 2000 円前後だったように思う。3 回くらいしか使っていないため,ズッシリと残っている。「溺れる者は藁をも掴む」という。当時,私は溺れかけていたということになる。結局,藁を掴んでも何も得られなかったが,ここで話題にできたので,「笑」を掴むことができた。
眞鍋かをりさんには,「プレゼントに真光元をあげたい」という案を出す,鋭くファンキーな友だちがいらっしゃるようで(眞鍋かをりのここだけの話: はぴばすで),退屈とは無縁の様子。何でしたら,ついでにこの粉末を差し上げますが…って「イラネーヨ」ってなもんや三度傘。
Posted by n at 2005-08-07 21:42 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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