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Linux cpufreq には未対応だった

ThinkPad T22 で Vine Linux 3.1 のカーネルの再構築を再度トライ。カーネルの再構築を設定を変えつつ3度もやってしまった。カーネルサンダース…なんちて(3ダース=36回ではないけど)。疲れた割にはご利益なし。チップセットが対応していなかった。

■ ■ ■

前回のカーネル再構築でパフォーマンスは上がったが,まだ最高のパフォーマンスは出ないし,スピードステップも動作していない(nlog(n): Vine 3.1 でカーネルの再構築)。設定を変更して,もう一度トライしてみることにした。基本的には前回と同じで,違うのは「Intel SpeedStep (ICH)」に「M」のチェックを入れることである。

# mkkpkg kernel-2.4.27-0vl7.6.src.rpm
...
Processor type and features  ---> (選択)
CPU Frequency scaling  ---> (選択)
<M>  Intel Speedstep (ICH) (* を M に変更)

再構築は無事に終了。今回は2時間10分でビルドが完了した。今回の動作周波数は 700 MHz になっている。前回は動作周波数 188 MHz で 11時間かかっていたのに比べると 5 倍の速度になっている。

再構築したカーネルでリブートする。しかし,/proc/cpufreq に数値は入っていなかった。cpufreq は動作していない。手動で speedstep-ich モジュールの組み込みをテストした。

# modprobe speedstep-ich
/lib/modules/2.4.27-0vl7.6.2/kernel/arch/i386/kernel/speedstep-ich.o: nit_module: No such device
Hint: insmod errors can be caused by incorrect module parameters, including invalid IO or IRQ parameters.
      You may find more information in syslog or the output from dmesg
/lib/modules/2.4.27-0vl7.6.2/kernel/arch/i386/kernel/speedstep-ich.o: insmod /lib/modules/2.4.27-0vl7.6.2/kernel/arch/i386/kernel/speedstep-ich.o failed
/lib/modules/2.4.27-0vl7.6.2/kernel/arch/i386/kernel/speedstep-ich.o: insmod speedstep-ich failed

ヒントに dmesg を参照せよとある。

# dmesg | less
...
cpufreq: Intel(R) SpeedStep(TM) for this chipset not (yet) available.

ガーン!! speedstep-ich モジュールは,このマシンのチップセットに対応していないというのだ。カタログによると(ThinkPad T22(2647-9EJ) - 製品仕様),チップセットは 440BX + PIIx4M となっている。ダメか。

とはいっても,動作クロックの向上によりサイト全体の再構築にかかるじかんは短くなった。1時間かかっていたのがわずか8分になった。

# date; /home/httpd/opentype/mt-rebuild.pl -mode="all" -blog_id=1; date
2005年  8月 19日 金曜日 23:15:25 JST
2005年  8月 19日 金曜日 23:28:28 JST

仕方ない。当面 700 MHz の動作周波数でよしとすることにした。勉強にはなったが,実質的なゴリヤクなし。kernel-2.4.27 では Mobile Pentium III のスピードステップは利用できないのであった。しかも最高パフォーマンス 1 GHz も出ないのであった。

さて,これとは別の問題が発生しているのが発覚。Berkeley DB を MySQL に変更した弊害が出た。MySQL では文字数制限があるようで,長い記事が途中でちょん切れる。ピカチュウが頭の途中で切れてしまった(nlog(n): Toogle - Google のイメージ検索結果を ASCII で表示)。MySQL の文字数制限は設定で解除できるのだろうか? それともBerkeley DB に戻そうか…。「お盆はブログを書きまくり」という目標は Linux 関連の調査と設定で上書きされてしまった。

2005年8月22日追記:
チップセットが 440BX + PIIx4M の場合は speedstep-smi モジュールを使うようです(SpeedStep and cpufreq.)。

2005年9月23日追記:
Vine Linux 3.2 で動作するようになりました (nlog(n): カーネルの再構築でスピードステップに対応)。

2005年12月27日追記:
ピカチュウ問題は解決しました (nlog(n): 記事の長さの制限値を変更する)。

Posted by n at 2005-08-21 22:34 | Edit | Comments (2) | Trackback(0)
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Comments

毎度です(なんかコメント多いなぁ……)

MovableTypeをMySQLで使用した場合のエントリーの文字数制限は、
「小粋空間: MySQLでエントリーのフィールドサイズを拡張する」
http://www.koikikukan.com/archives/2005/06/22-235818.php
が参考になるんじゃないかと。

変更するファイルはMySQL上に新規にDBを作成したときに参照されるファイルで使用中のDBのものは変更できない様なので、DBデータのMySQLへの再変換前にMySQL上のMovableType関連テーブルを削除してからDBデータをMySQL用に変換する必要がありそうです。

……実行するならまた一手間ですねぇ……

Posted by: ち印 at August 22, 2005 09:24

情報ありがとうございました。助かります。まさにコレです。
MySQL→Berkeley DB→MySQL をやることになりますねぇ…。ひぃ〜。

Posted by: n at August 22, 2005 22:50
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