chewmail は,メールサーバに POP3 でアクセスして,古いメールを月ごとのファイルにアーカイブしてくれる Perl スクリプト。まずは動作に必要な Perl モジュールをインストールする。
chewmail は,古いメールをサーバからダウンロードして,ダウンロードしたメールだけをサーバから削除してくれる Perl スクリプトである。Debian のパッケージとして配布されているが,Vine Linux でも動作する。ダウンロードしたメールは,月毎のファイルにまとめてくれる。プロトコルは POP3, APOP, IMAP4 に対応している。archivemail という Python スクリプト (IMAP4 のみに対応) と同等の機能を実装している。chewmail は archivemail の POP3 対応版で,正に私が欲しかったソフトである (nlog(n): 古いメールをバックアップして削除したい)。
chewmail を動作させるには,いくつかの Perl モジュールが必要なので,今回はこれらのモジュールをインストールする。必要なモジュールは,Date::Parse, Date::Format, Mail::Box である。
Perl モジュールは CPAN からネットワーク経由でインストールする。cpan コマンドまたは「perl -MCPAN -e shell」と入力する。
Mail::Box モジュールのインストールでは,事前に LANG の日本語設定を解除しないと test で失敗する。Mail::Box は,Mail 関連のパッケージ集なので,Mail::Box::File や Mail::Box::Manager などの多くのパッケージがインストールされる。それに加えて,その他のオプションのパッケージもインストールされる。
chewmail を紹介しているページは少ない。しかし,この機能が欲しい人は沢山いるはず。もっとメジャーになっていいスクリプトである。
2006年10月31日追記:
chewmail のインストール方法と使い方についてまとめました(nlog(n): chewmail の使い方)。
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