郁恵ちゃん方式のうがいを始めてから風邪をひかなくなってしまった。
昨年は,ちょうどこの時期に体調を崩してしまい寝込んでいた (nlog(n): 風邪で黄金週間丸つぶれ)。しかし今年は大丈夫。うがい・手洗いのおかげだ。
「うがい・手洗いをしましょう」は小学校で言われたことだ。家に帰って来たときや,職場に到着したときなど,「外→内」のタイミングでうがいと手洗いをすると効果的。バカにしたものではない。
嗽{うがい}は,郁恵ちゃん方式を試してみたところ,驚くほどに効果覿面{てきめん}だった。郁恵ちゃんとは榊原郁恵さんのことである(榊原郁恵 - Wikipedia)。彼女はこの方式を,そのときに出る音から「オヤジうがい」と呼んでいるそうだ。ミュージカル「ピーターパン」は,ダブルキャストでないため休む訳にはいかなかった。この方式でうがいをして乗り切ったとのこと。やり方は次の通り。
15秒なんて息が続かない? 実は途中で息継ができる。上を向いたまま,鼻から息を吸うだけである。案外簡単にできる。
ポイントは「舌を出しながら15秒間」である。今年の初めからやり始めたところ,今日までノドが痛いということがない。仕事がキツイときに「風邪でもひいて休みてぇ!」と思っても,元気で過ごす破目になってしまった。
うがいをした水は飲み込んでもいいらしい(最近の出来事:流行ってきましたね)。しかし,3回分の水を飲むのはきつい。ただし,吐き出すときに「カーッ」とやってはいけない。咽喉が痛んで逆効果になる。
嗽{うがい}という漢字は,夏目漱石の漱ぐ{すすぐ}に似ている。同じことを,口に焦点を当てるか,水に焦点を当てるか,で表現を違えているように思える(本当のところはどうか未確認)。「漱石枕流」が「へそまがり」の意味だそうだ(北鎌倉よろず話・漱石の謎・前編(夏目漱石と円覚寺にある謎の建造物の関連))。
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