蕾のときは金平糖,開くと日傘の形になる花がある。名をカルミアという。
近所の公園に金平糖{こんぺいとう}のような形をした蕾{つぼみ}を見つけた。
花が開くと,日傘のようになる。真ん中に1本メシベがあり,周りのオシベが花びらに食い込んでいる。ちょうどメシベが傘の柄の部分で,オシベが骨になっていて傘を押し広げているように見えるのである。
この花の名はカルミアで,「ハナガサシャクナゲ(花笠石楠花)」という別名がついている(カルミア)。形からは想像がつかないが,ツツジ科に属すとのこと。1か月前に満開を迎えたツツジと同じ科だとは思えない(nlog(n): ツツジの花の終わり)。
カルミアの葉は肉厚で硬く,ツルツルしている。ツツジの葉は柔らかく,表面には細かい毛が生えている。この点もかなり違う。
様々な色がある。これは,外が白く中が赤黒い。
これはピンク色。
これは中の赤黒い部分が少なく,点で描いた帯のようになっている。
金平糖というと,「いろはにこんぺいとう」という歌を思い出す。「いろはにほへと」の「ほへと」は「こぺと」と母音が同じ。「ほへと」を「こんぺいとう」に入れ替えて,そこからどんどん連想を続けていく歌である。レインボーマンの替え歌は,この「いろはにこんぺいとう」の現代版だといえるだろう(nlog(n): 替え歌っていうかレインボーマン)。現代版といってもかなり前だけど。「いろはにこんぺいとう」にも,地方により沢山のバリエーションが存在する(オヤジのハゲ頭の言葉遊びについての傾向と若干の考察,さよなら三角)。私が幼い頃過ごした東京の目黒区地方では,つぎのように歌われていた。
今になって改めて見直すと,「揺れるは幽霊」のところに若干のギャップがあることに気づく。幽霊は揺れるものなのだろうか?
オヤジのハゲ頭の言葉遊びについての傾向と若干の考察 の一番下には,例を元にした派生パターンが表にまとめられており,非常に興味深い。
Posted by n at 2006-05-31 01:18 | Edit | Comments (0) | Trackback(0)
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